• TOP
  • 新会長記者会見を開催
2026年6月18日

新会長に新野 隆 日本電気株式会社 取締役会長が就任

JEITAは、2026年6月10日に第16回定時社員総会を開催し、新野 隆 日本電気株式会社 取締役会長が新会長に就任しました。記者会見には対面・オンラインを合わせて多くの報道関係者が出席し、新野新会長は、AI時代における産業競争力の強化に向け、日本の強みである現場力とデジタル技術を融合した「フィジカルAI」の重要性や、Software Defined化が進む中での産業横断的な連携の必要性を強調しました。また、産業データスペースの社会実装や経済安全保障への対応などを通じ、デジタル産業のさらなる発展を図るとともに、日本の産業競争力強化に貢献していく考えを示しました。

新野 新会長記者会見 挨拶概要

これから1年の課題とJEITAの取り組み

<デジタル産業の発展>

我が国の「デジタル産業」の発展に向けて、産業横断の取り組みを進めてまいります。

デジタル産業は、成長産業であるのみならず、社会のあらゆるインフラに深く組み込まれていることから、その基盤システムを担う産業です。最近のAIをめぐる動きに見られるような、社会のあらゆる側面のSDx化(Software-Defined everything)に向き合うことが、JEITAとしての主要な課題のひとつです。AIは、実験的な活用から、社会実装へと移行しており、いま問われるのは、AIを導入したかどうかではなく、AIを前提として、産業や社会の仕組みそのものをどのように変革していくかです。今後は、AIを活用しながら、現実社会そのものを高度化していく取り組みが重要になります。

製造や制御などの現実社会の領域でAIを活用する、いわゆるフィジカルAIは、我が国デジタル産業が強みとしなければならない分野です。リアルな現場データとデジタルを融合し、実世界で価値を生み出せることこそ、日本の産業界の強みであり、競争力の源泉になると考えています。 とりわけ、SDV(Software-Defined Vehicle)は、我が国の産業における重要性からしても、また現に激しい競争が行われていることからしても、特に重視しなければなりません。

こうした観点から、JEITAでは、秋のCEATECでJapan Mobility Show bizweekと併催することを始め、様々な業種やスタートアップと電子情報産業の連携の深化を図ることにしています。

<デジタルを活用した社会構造改革>

2つめに、デジタルを活用した産業と社会の構造改革に貢献します。

官民で機運が高まっている産業データスペースの社会実装を進めるため、JEITAに今月設置した「デジタルエコシステム検討会」の議論を進めてまいります。産業データスペースの実装には、相互信頼、一体感の醸成が不可欠です。この検討会にはJEITA会員内外の幅広い産業界のプレイヤーが参加しており、そこでの議論を深めることで、産業データスペースの社会実装に貢献してまいりたいと考えております。

<経済安全保障など国際経済環境への対応>

3つめは、激しく変化する国際経済環境への対応です。

地政学リスクや経済安全保障の重要性の高まり、サプライチェーン分断のリスクなど、国際経済の足元でその秩序が大きく揺らいでいます。とりわけ、半導体や電子部品は、AI時代の産業や社会を支える重要な基盤であり、その安定供給と競争力強化はますます重要になっています。サイバーセキュリティを巡っては、AIの進歩によってこれまで見つかっていなかった脆弱性が発見されるなど、新たな段階に入りました。こうした中にあっては、JEITAは国内外の情報を入手し、会員と幅広く共有するとともに、各国政府の政策に対応し、また、政策作りに貢献するなど、力を尽くしてまいります。

おわりに

世界が大きな転換点を迎えるいま、JEITAは会員企業の皆さまとともに、テクノロジーを社会価値へとつなぎ、日本の産業競争力の向上と社会課題解決の両立に貢献してまいります。

PAGE TOP

ご訪問いただきありがとうございます。
当ウェブサイトのよりよい情報提供・サービス向上のため、ポリシーに基づいたCookieの取得と利用に同意をお願いいたします。