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RECRUITMENT

職員座談会

MEMBER MEMBER

事務局として働く職員たちが「JEITAで働くこと」を本音で率直に語り合いました。

志村 昌宏(事業戦略本部 市場創生部 部長代理 兼CEATEC推進室 2008年入職)

Shimura Masahiro志村 昌宏

事業戦略本部 市場創生部 部長代理
兼 CEATEC推進室
2008年入職

スマートホームをはじめとする有望成長分野における市場創出支援・事業環境整備を担当。主催展示会の特別企画・運営にも携わる。社会人大学院生として業務の傍ら修士号の取得を目指している。

高山 朋美( 経営企画本部 政策渉外部 マネージャー兼 事業戦略本部 グリーンデジタル室 マネージャー2009年入職)

Takayama Tomomi高山 朋美

経営企画本部 政策渉外部 マネージャー
兼 事業戦略本部 グリーンデジタル室 マネージャー
2009年入職

会員企業の経営に関わる政策動向について情報収集等を行う。また、デジタル技術でカーボンニュートラル実現に貢献するための新組織の設立・運営を担当。

岡本 大地(経営企画本部 政策渉外部 2020年入職)

Okamoto Daichi岡本 大地

経営企画本部 政策渉外部
2020年入職

業界横断的な政策提言やJEITA全体の運営等を担う部会・委員会の事務局を担当。ほかにも財務税制やCSRに関する委員会など、幅広い業務に携わっている。

原 理沙(一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 事業部門 チーフ 2017年入職(2018年~出向中))

Hara Risa原 理沙

一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会
事業部門 チーフ
2017年入職(2018年~出向中)

JEITAが主催するCPS/IoT総合展「CEATEC(シーテック)」の運営を担当。日本有数の大規模展示会の運営事務局として出展誘致活動や展示会システム管理、出展者サポートなどに携わっている。

吉田 俊(経営企画本部広報室長兼CEATEC推進室長 2017年入職)

Yoshida Shun吉田 俊

経営企画本部 広報室長
兼 CEATEC推進室長
2017年入職

協会全体のコミュニケーション活動を統括。メディアリレーションズ活動やWEBサイトの刷新、主催展示会の企画など各種ブランディング活動をプレイングマネージャーとして推進している。

Q&A

Q.1 これまでのキャリアとJEITAを選んだ理由

職員のバックグラウンドは人それぞれで、入職した理由もさまざま。
それが良いところです。

志村

もともと金融機関で働いていました。仕事柄、業界研究をしていましたので、JEITAという組織は一応知ってはいましたが、面白そうだから受けてみようという気持ちで始まったのが率直なところです。業界団体はお堅いイメージもありましたし、具体的な職種とか、何をしてるかっていうのはなかなかイメージがつきにくかったように思います。しかし、入職して非常に面白い仕事だということに気付きましたので、今日はそのあたりをお話したいと思います。

前職はIT企業の法人営業をしていました。仕事をしているうちに、プラットフォームを担うような仕事に興味を持ち、転職活動をしてご縁をいただいたのがJEITAです。業界団体の活動はまさにプラットフォームそのものであり、JEITAには幅広い業種の企業が会員になっているので、まさにイメージにぴったりでした。

高山

婦人服メーカーで百貨店営業を担当し、その後人材紹介会社に転職しました。その当時、若手の中途採用を積極的にしていたのがJEITAで、そこで初めて存在を知りました。私自身はといえば、当時は深夜残業や休日出勤が当たり前で、環境を変えたいと思って転職を希望したのがきっかけでした。非常に働きやすい環境だということを決め手に感じていたのですが、その後もさまざまな制度が取り入れられたりして、いまにして思えば、その認識は間違っていなかったですね。

岡本

前職は電機メーカーの法人営業をしており、放送関連の商材を担当したこともあったので、技術担当の方を通じて、規格などを策定しているJEITAのことを耳にする機会がありました。転職を検討している中で、JEITAの名前は聞いたことあるぞっていうのは志望のきっかけにもなりましたね。

吉田

前職はPR会社でPRプランナーとして国内外の企業の広報PR活動をサポートしていました。その中でJEITAの存在を知ったのですが、業界団体としてカバーしている領域の広さとポテンシャルに魅力を感じたのが志望のきっかけです。JEITAは半導体や電子部品、家電にITサービスなど、本当に幅広い企業が参画していて、しかも、日本を代表する展示会を主催している。私にとってそれが魅力に映りました。

Q.2 JEITAで働くということ

業界団体で仕事をするということは、社会の多様なステークホルダーと
関わることです。

志村

業界団体の仕事は非常に公共性が高いということですね。一般企業とは異なり、経済的な利益を追い求めるわけではなくて、社会や業界全体の利益を考えての施策が多くなります。必然的に、自分自身の視座が高くなりました。

個人的な一番の大きな印象は、官公庁とのやりとりが頻繫にあるということです。業界団体ではそんなのは当たり前だよと言われるかもしれませんが、最初はこういう業務もあるんだなと私自身はとても驚きました。業界団体は、行政と民間企業のパイプ役なんですね。事務局職員は必然的に官公庁と折衝する機会が多くあります。

吉田

官公庁をはじめ、会員企業や関連団体、報道関係者や国内外の業界関係者などステークホルダーが多岐にわたることから、社会の中の幅広い方々と関わることができるのも業界団体の仕事の特徴の1つだと思います。いまはオンラインでの打ち合わせがメインとなっていますが、以前は職員の出張も多数ありました。仕事は国内に限らず、国外もあるので、海外出張するケースもあります。

高山

いわゆるニュースで取り上げられるような、世界や日本の大きな動きと自分の仕事が直接関係していることも、この仕事でびっくりしたことの1つです。ダイナミズムを感じますよね。公共性の高い仕事ならではだと思いますが、ニュースを身近に感じることができる面白い仕事だなと。私自身、長期的に物事を見るようになったと感じています。

Q.3 JEITA職員の業務内容

事務局の業務は多岐にわたります。職員のエピソードから、
その一端をご紹介します。

志村

初めに配属されたのはIT部門でした。当時は内部統制という言葉が流行っていて、基準作りを担当しました。他にもソフトウェアなどを担当して、まさにITの業界団体だなあと、感動したことを覚えています。と思えば、次の部署は民生機器の部門で、テレビとかパソコンとかのハードウェアを担当するようになって、何か本当に違う会社にきたんじゃないかと思うほどでした。メンバーも扱うことも全部変わるので、新鮮な経験ですね。いまはスマートホームを担当していますが、今度はインターネットに繋がった家電とかIT機器を他のサービスにも広げていくというのが私の仕事です。関わる企業がより多岐にわたることから、なんかまた新しい仕事をしているなと日々感じています。部署による振れ幅は非常に大きいので、これをどう捉えるか次第ですが、私自身はとても魅力的だと思っています。

入職当初は大学での出張講座などを担当していました。その後、JEITAの関連組織である日本エレクトロニクスショー協会に出向となって、JEITAが主催している最先端テクノロジー展「CEATEC(シーテック)」 という展示会の運営事務局がいまの私の所属部署です。出展誘致活動から運営まで、展示会に関わることは何でもやってます。業務範囲は非常に広いですね。展示会は”生き物”みたいなものなので、企画内容や出展者、来場者も変化していくところが、私自身の性格に合っているので、大変ですが楽しい仕事です。

岡本

JEITA全体の企画だったり運営だったり、舵取りを担う部門の事務局を担当しています。また、今年からCSRの委員会の業務も加わって、多様な領域を日々勉強しながら取り組んでいます。企業価値向上に向けた施策やサプライチェーンの課題解決、さらには新技術の社会実装を後押しする税制改正要望など、全体を担う部門だからこその業務の幅が非常に広く、社会や業界のために役立つにはどうすればよいかを考える毎日で、やりがいを感じています。

高山

最初は国際担当で、関税問題におけるWTO交渉に対して業界としての要望を出したり、また、紛争鉱物などの業界共通の課題に対して取り組んだりした後、ガラッと変わって、ディスプレイデバイスの標準化活動を担当、そしてその次が環境担当として企業の温暖化対策の調査報告を担うなど、たくさんの部署を経験してきました。入職するまでは、単純な事務作業ばっかりなのではというイメージもありましたが、実際はそんなことはなくて、たくさんの方々とコミュニケーションをとり、戦略を練って、会員企業と一緒に活動して…ということで、面白い仕事の連続です。事務局の仕事のイメージは大きく変わりましたね。いまは、新たに設置されたグリーンデジタル室で、デジタル技術を使ってカーボンニュートラルの実現を目指す活動の事務局として日々奔走しています。

志村

事務局というとただの事務方で受け身な仕事ばかりと思われがちですが、実際はそうじゃなくて、業界団体を取り巻くさまざまな方々とコミュニケーションを積極的に取っていくことが多くて、時には結構厳しいことも言われるし、タフな交渉を担うこともあるし、その利害関係の調整は一筋縄ではいかないこともあります。ただ、一方でそれこそがこの仕事の一番面白いところであると思っていて、内部だけじゃなくて他社の人たちと触れ合うことが多いので、たくさんの情報に触れられるし、たくさんの人たちと話をすることができるのですよね。自分なりに興味関心を持って、ネットワークを広げていかないと、事務局職員としての価値が高まらないのは言わずもがなで、いかにアンテナを広げていくかっていうところと、これまでの経験を生かして仕事に臨めるかというのが非常に重要だと考えています。それが結果的に日本全体とか業界の活性化にも繋がりますからね。

Q.4 JEITA職員としてのキャリア事例

多様なチャンスがあります。
それを生かすかどうかは
職員一人ひとりの意思次第です。

高山

2013年の夏から約1年間、経済産業省商務政策情報局情報通信機器課(現・情報産業課)に出向しました。JEITAから経済産業省への出向第1号ということで不安もありましたが、それまでの業務を通じて、経済産業省の方々とは面識がありましたので、思い切って仕事に取り組むことができました。出向先では国際班の一員として、関税に関わる国際案件に取り組みました。また、当時は日本とインドでITや技術面での連携の取り組みがなされており、インドへの出張も経験しました。本当に忙しい毎日でしたが、実は私が出向した部署は企業からの出向者も多く、分からないことは教えていただいて乗り切るなど、充実した1年間になりました。出向経験で得たものは、予算など政策全般の作り方とか仕組みとかを身をもって知ることができたことですね。一緒に働いていた同僚は、経済産業省の他の部署で活躍されている方、退職されて別の仕事をされている方など皆さんそれぞれですが、いまでも繋がってる方が多く、仕事上でも、そのネットワークは生きています。

私は現在は関連団体に出向している身ですが、同じオフィスで机を並べているので、そこまでの戸惑いはなかったというのが本音ですね。ただ、担当している展示会の部門は、良い意味で裁量権が大きいので、より自発的、能動的に働くことが求められるようになりました。私としては性に合っているので、自分で思考を続けて業務に向き合うことができるようになった気がします。

吉田

JEITAでの仕事だけではなく、経済産業省の次世代空モビリティ政策室で「週一官僚」としても働いており、いわゆる”複業”を実践中です。そこでは政策広報を担っていますが、相乗効果というか、片方で経験したことがもう片方で役に立つケースがたくさん出てきています。働き方の多様性は今後もっと広がっていくはずなので、職員の働き方はこれからもっともっと変化が生まれてくると思います。

Q.5 JEITA職員の働き方や福利厚生

柔軟な働き方を実現するさまざまな制度をご紹介します。

志村

2020年4月から事業構想大学院大学に職員を派遣する研修プログラムがスタートしたことから、ぜひ行きたいと手を挙げ、選考を通過して入学し、いまは仕事と学生生活を両立する日々を送っています。社会人大学院なので、基本的には18時半から授業がスタートして、授業は22時まで。それが週2日あって、土曜日は終日授業です。入学するにあたって家族にも相談しましたが、いま、せっかく新規事業を担当する部門にいるので、勉強する機会があるからぜひ学びたいと理解してもらいました。1年目はマーケティングとか消費者動向とか、実際に事業を作るための組織体制とか基本的な内容を学び、2年目は自分でテーマを決めて研究を進めています。いままさに修士論文を書いているところです。家族と過ごす時間を作る苦労はありますが、逆に集中できているのでメリハリがついた日々を送れるようになりましたし、視座が一段と高くなったことを実感しているので、このプログラムに参加して良かったなと思っています。

高山

女性は働く上で、結婚とか出産とかライフイベントを意識するのは当然のことですよね。JEITAは出産・育児を経て役員や部長になった方もいるし、ワーキングママの方もたくさんいるので、そういう意味では全く不安はなくて、当然のように安心して、子供を産んで育てて、復帰することができました。制度がきちんと整っているのはもちろん、ちゃんと運用されているということが大事なポイントだと思います。新型コロナウイルス感染症への対応から、現在、JEITAの働き方が在宅勤務をメインとしているので、より両立しやすくなりました。また、勤務時間もフレックス制ですし、時間休とか年休がきちんと取れるのもありがたいです。子供が小さい頃は急に熱を出すこともよくありますので、何かと融通が利くので助かっています。

岡本

最近、男性の上司が育児休暇を取得しましたが、違和感は全くありませんでしたね。上司が担っていた仕事はどうなるのだろうという漠然とした不安があったのは正直なところですが、結果として自分がその一端を担ったことで、仕事の理解が一段と進みました。そういった機会でないとできないことですし、逆にチャンスをいただいて良い経験ができたといまは思います。また、今度もし自分がそういうことになったときには、自分も育児休暇を取得できることが分かりましたので、積極的に活用しようと思っています。

フレックス制度により、私も夕方の時間を利用して、オンライン留学をはじめました。展示会事業は忙しい時とそうでない時のギャップが大きいので、空いた時間をうまく活用して、自分のスキルアップに繋げたいなと。業界団体の仕事って画一的な働き方のイメージを持たれがちですがが、実はとても柔軟な働き方が可能な組織ですよね。新しいことにチャレンジしようとしたとき、応援してくれる人が多いのも、この組織の良いところだと思います。

Q.6 入職を希望する皆さんへのメッセージ

岡本

私自身もまだわからないことがたくさんありますが、色々な視点が大事だということは日々感じています。JEITAがこれからさらに変化していく中で、多様なバックグラウンドを持った人の力が必要になると思っていますし、ぜひ若い方にもチャレンジいただきたいです。私もまだまだ若輩者ですけど、一緒にがんばれたらなと思っています。

高山

業界に関心がある人だけではなく、いまはまだ業界動向に関心がない人でも、たくさんの人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていくことが好きな人であれば、きっと楽しめる仕事だと思います。ぜひ新しいJEITAを一緒に作っていく仲間に加わっていただきたいと思います。

新しい風を起こしてくれる人がどんどん入ってくることを心待ちにしています。気後れする必要もないし、活躍したいと思ったら、どんどんチャレンジできる風潮がここにはありますから。楽しみにしています。

志村

業界団体の役割が問われている時代だと思っています。どんな時代かというと業界そのものも、事務局も変わらなきゃいけないと思ってますし、職員一人ひとりもたくさん勉強して変わっていかなきゃいけないと思っています。ただ、その変わるための手段として、研修をはじめ、自分の視座を高める時間や機会はたくさんある環境なので、ぜひ一緒に自分自身も高めながら、業界の変化に貢献できる関係を作っていきたいと思っています。そんな仲間を求めています。

吉田

事務局職員に求められることは変わってきていることから、その変化を面白く感じられる人たちとぜひ接点を持ちたいですね。だからJEITAの存在そのものはいままで知りませんでしたという人も、JEITAで大いに活躍できるケースって結構多いと思うんですよね。これから新たな同僚となる皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

MEMBER

(2021年8月1日更新)