Topics

「JEITAベンチャー賞」受賞企業6社が決定

JEITAベンチャー賞

  • 株式会社aiESG
  • アイクリスタル株式会社
  • 株式会社Quanmatic
  • 株式会社JCCL
  • SyntheticGestalt株式会社
  • Sotas株式会社

2026年3月27日、「JEITAベンチャー賞」の受賞企業6社が決定したことを発表しました。JEITAベンチャー賞は、電子情報技術産業の総合的な発展のみならず、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもので、IT・エレクトロニクス業界の発展に繋がるベンチャー企業を支援するとともに、JEITA会員企業とスタートアップ(優良ベンチャー)企業との共創・連携・エコシステムの構築支援を目的としたものです。「JEITAベンチャー賞審査委員会」が成長性(先導性)、波及性、社会性の3つの視点からベンチャー企業を審査・選考した結果、第11回JEITAベンチャー賞は、株式会社aiESG、アイクリスタル株式会社、株式会社Quanmatic、株式会社JCCL、SyntheticGestalt株式会社、Sotas株式会社の6社が受賞しました。なお、特別賞である「Early edge賞」(市場における貢献度は未知数だが、非常に高い技術を保有し、将来、大きな成長が期待できる企業を特別賞として表彰するもの)については、今回は受賞企業なしとなりました。
今回受賞した6社のベンチャー企業は今後、JEITAの活動に参画いただくほか、Society 5.0の実現を目指すCPS/IoT総合展「CEATEC」への出展やJEITAが主催するシンポジウムやセミナーなどへの登壇、さらにはJEITA会員企業との交流支援などの特典が授与されます。

受賞企業6社と審査評価の概要(社名五十音順)

株式会社aiESG

世界で初めてサプライチェーンを遡り製品・サービスの包括的 ESG 評価が可能となる AI「aiESG」を開発した。ESGリスクの数値化や自然・人的・人工資本の経済価値を総合的に測定する仕組み等により、取引先や投資家、消費者は、持続可能性の観点から望ましい製品・サービスを選択することが可能となる。これらは、サステナブルな社会の構築に向けた、企業活動における環境・社会・経済への影響に対する近年の強い定量化ニーズに直接的に対応するものであり、今後の大きな成長を期待できる。よって、JEITAベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

アイクリスタル株式会社

プロセスインフォマティクスを基盤とし、単一プロセスに限らず工程全体の最適化をプロセス横断型デジタル基盤「メタファクトリー」として進めている。各工程の個別最適化ではなく、プロセス知識の体系化・最適化 ・ 再利用 ・ 現場適用 ・ 知識循環を一つの基盤上で展開する仕組みを備えており、半導体製造におけるプロセス全体最適化の有効性を世界初の実ラインとして示すとともに、電子材料、金属加工、樹脂成形、化学プロセスなど多段階かつ高付加価値な製造分野全般に横展開可能な基盤技術として、高い成長性と産業横断の先導性を有している。よって、JEITA ベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

株式会社Quanmatic

量子計算とAIを融合した独自手法により、現場特有の複雑な制約を緻密に反映できる最適化計算ソリューションを提供している。既に、設備稼働ロスを約40%削減するなどの実績を有し、単なる理論に留まらない現場が真に使える形での社会実装を実現している。現時点では古典コンピュータ上で量子計算の利点を最大限に引き出しつつ、実務データと実装経験を蓄積する戦略は、量子コンピュータ時代の到来に向けた大きな優位性となるだろう。量子コンピュータの本格実用化に至るまで量子技術を駆使して社会実装を牽引し、複雑な課題の解決が強く期待される。よって、JEITAベンチャー賞に相応しいと判断した。

株式会社JCCL

生体を模倣した新しいコンセプトにより、低温でCO2の吸脱着可能なアミン含有ゲルからなる固体吸収材を実現し、それを搭載したCO2回収装置を提供している。当装置は、CO2濃度の低い大気から濃度の高い排ガスまでカバーできることを特徴としており、固体吸収材からのCO2回収温度も40-60℃であり低品位排熱の利用を可能とし、処理力2kg/日のCO2回収装置はすでに複数の企業に導入済みである。今後、さらなるスケールアップや耐久性の向上により、広範囲のCO2濃度を排出する幅広い産業分野の企業への導入が期待される。よって、JEITAベンチャー賞に相応しいと判断した。

SyntheticGestalt株式会社

創薬AI、酵素探索AIにかかるサービスを展開し、100億件超の化合物情報を学習した世界最大の分子特化型基盤AIモデルを開発、提供している。同社はすでに国内外の製薬会社などと創薬のための共同研究を実施しており、今後も、独自の基盤モデル開発並びにその高度化に資するデータセットの構築が進むことで、創薬研究にかかる膨大な時間と費用を削減し、ものづくり・脱炭素社会に貢献できる技術開発を進めていくと期待される。よって JEITA ベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

Sotas株式会社

化学業界固有の素材調査事業および文書管理を支援するための情報プラットフォームを提供する。グローバル環境において特定化合物の規制が強化される傾向にあるなか、Sotasのプラットフォームは30万件の化学物質に関する法令データベースを随時更新する。化学物質の取り扱いに関する書類「SDS」のPDFを読み込むことで、専門知識を持たない人でも素材の法令判定を自動化できる。化学メーカーにとって取引先から素材の法令判定を依頼されることが急増しており、この負荷が大幅に削減できる。化学メーカーのグローバル進出を後押しするツールといえる。よって、JEITAベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

ご訪問いただきありがとうございます。
当ウェブサイトのよりよい情報提供・サービス向上のため、ポリシーに基づいたCookieの取得と利用に同意をお願いいたします。

ページトップへ