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第1回 産学連携シンポジウム
『グリーンIT』が切り拓く未来社会創造シンポジウム
著作権の関係により、公開資料の無断使用はご遠慮願います。
<講演内容一覧>
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II.低酸素社会を目指すグリーンIT
〜グリーンIT推進協議会の活動と技術ロードマップ〜
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講演テーマ |
講演内容 |
講演者 |
大学・会社名 |
所属・役職 |
公開資料 |
II. |
低炭素社会を目指す
グリーンIT
−グリーンIT推進
協議会の活動と
技術ロードマップ− |
現在、ITは既に社会のすみずみに浸透して生活の高度化や利便性の向上に寄与しているが、グリーンITとは、ITを生産・流通・消費生活等の効率化・最適化に積極的に利活用することで社会の省エネを推進し、低炭素社会の実現を目指すものである。
また将来、情報量の爆発的な増加も懸念されており、それに伴う消費電力増大にも対策が必要となる。そのため、IT機器自身の省エネもグリーンITの重要な取り組みとなっている。
このような背景の中、政府は「グリーンITイニシアチブ」を推進し、産業界は2008年2月にグリーンIT推進協議会を設立し活動を開始した。
本講演では、協議会のこれまでの活動と、具体的な取り組みの一例として主要なIT・エレクトロニクス機器の省エネ技術ロードマップに関する取り組みを紹介する。
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亀尾 和弘氏 |
株式会社
日立製作所 |
情報・通信グループ
経営戦略室
渉外担当本部長 |
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グリーンIT
推進協議会 |
運営委員会
委員長 |
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III.グリーンITアワード受賞者プレゼンテーション
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講演テーマ |
講演内容 |
講演者 |
大学・会社名 |
所属・役職 |
公開資料 |
(1) |
経済産業大臣賞
<ITの省エネ部門>
省電力サーバ
「ECO CENTER」
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データセンターの設置環境であるコンピュータラックに最適化した新しいコンセプトの省電力サーバ「ECO CENTER」について、開発に至った背景、省エネ技術の効果、実際の適用事例を交えながら概要を紹介する。
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泓 宏優氏 |
日本電気
株式会社 |
ITプラットフォーム
販売推進本部
REAL IT COOL
推進センター
センター長 |
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(2) |
経済産業大臣賞
<ITによる社会の
省エネ部門>
「ソニーシティの空調システムの構築と運用」 |
半導体工場等で構築してきた高効率統合熱源システムを初めてオフィスビルへ水平展開を行うとともに、敷地に隣接する東京都下水道局の芝浦水再生センターの下水処理水の未利用エネルギーを組み合わせるなどの取り組みにより、CO2排出量では一般オフィスビルと比較して約48%の削減を達成した本社ビル(ソニーシティ)の、IT活用による省エネルギー施策とその成果について紹介する。 |
田村 卓士氏 |
ソニー
株式会社 |
総務センター
エネルギー
ソリューション室
室長 |
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(3) |
経済産業省
商務情報政策局長賞
<ITによる社会の
省エネ部門>
ホームエネルギーマネージメントシステム
ライフニティECOシステム |
わが国のCO2排出量の13.5%を占める家庭からのCO2排出量は削減どころか大幅増加傾向にあり、家庭での省エネが大きな課題になっている。
家庭での省エネを、ITを使い、使用される個々の電気製品の電気使用量を「見える化」し、デジタルTVで、携帯電話で、タッチパネルで、いつでもどこでもだれにでも使用できるユビキタスホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)「ラシフィニティECOマネ」の現状展開から今後の展開を中心に、中国でのビルの省エネ(BEMS)からエリアマネジメント(AMS)のグローバル展開までの内容を紹介する。
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天野 博介氏 |
パナソニック電工
株式会社 |
情報機器事業本部
情報機器戦略企画
推進室
室長 |
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(4) |
グリーンIT推進
協議会会長賞
<ITの省エネ部門>
SiCパワー
デバイス技術 |
SiCパワーデバイスは、低損失な次世代パワーデバイスとして期待されている。今回SiCパワーデバイスを適用することで、インバータ動作時に発生する電力損失を、Siパワーデバイスに比べ約50%低減できることを実証した。
SiCパワーデバイスは、IT分野のデータセンター(UPS、空調など)の省エネに貢献できるだけでなく、自動車やオフィス機器、産業機器、家庭内機器など多くの分野への応用展開が見込まれる。
今後SiCパワーデバイスの実用化、普及拡大により、様々な機器の省エネを通じて、CO2削減にも大きな効果をもたらすものと期待されている。 |
高見 哲也氏 |
三菱電機
株式会社 |
先端技術総合研究所
SiCデバイス
開発プロジェクト
グループ
サブプロジェクト
グループマネージャー |
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IV.大学及び各社の研究所等で行っているこれからの技術紹介
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講演テーマ |
講演内容 |
講演者 |
大学・会社名 |
所属・役職 |
公開資料 |
(1) |
集積回路とグリーンIT |
集積回路そのものは、微細化によって高速、低消費電力化するので、微細化そのものがGreenであるといえる。徹底的な微細化追求だけではなく、異種機能集積による高機能化という進化軸のもとに集積回路研究開発が進んでいる。今
後の集積回路研究進展とGreen ITへの展開について論じる。 |
益 一哉氏
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東京工業大学
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統合研究院
精密工学研究所
教授
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(2) |
再生可能エネルギーとグリーンIT |
再生可能エネルギーの賦存密度は低く、かつ供給変動を伴うため、需要地で相互に融通することが重要となる。これらの課題に関し、東工大大岡山キャンパスにおける2つの実証研究を紹介する。 |
小田 拓也氏 |
東京工業大学 |
統合研究院
特任准教授 |
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(3) |
NEDOにおけるグリーンITへの取り組み |
NEDOで進めているグリーンITに関する活動、特に、平成20年度に開始したグリーンITプロジェクトや、21年度に新たに追加するテーマの紹介を通じ、グリーンITに対し、産官学で連携して取り組んでいる様子を伝える。 |
松岡 建志氏 |
独立行政法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO) |
電子・情報技術
開発部
主任研究員 |
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(4) |
クールな情報社会の
実現に向けた産総研の
グリーンIT研究 |
低炭素社会への関心が高まる中、PCやAV機器の普及によってインターネットのトラフィックは年率40%の増進を続け、やがて情報機器がすべてのエネルギーを使い果たすかのような勢いである。
半導体や光ネットワークの省エネ化、パワーエレクトロニクスの新材料など、グリーンITの研究開発が進められている。
さらに、大量の情報を使いこなすことで、省エネ化に貢献する道もあろう。 |
松井 俊浩氏 |
独立行政法人
産業技術
総合研究所 |
研究コーディネータ
(情報通信・エレクトロニクス分野) |
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(5) |
グリーン東大工学部
プロジェクトの紹介 |
効果的な環境エネルギー対策の実現にはITを用いたIT機器の協調が必須である。
本講演では、この実現と普及を目指して2008年6月に発足した『グリーン東大工学部プロジェクト』の活動趣旨と具体的な方向性と成果の概要を紹介する。 |
江崎 浩氏 |
東京大学 |
大学院
情報理工学系研究科
教授 |
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(6) |
シャープの省エネ技術と創エネ技術の紹介 |
シャープでは、「省エネ」として液晶テレビ、「創エネ」として太陽光発電に取り組んでいる。
本講演では液晶テレビと太陽光発電について取り組みの歴史や現在の状況を紹介する。 |
福島 隆史氏 |
シャープ
株式会社 |
研究開発本部
総務部 部長 |
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(7) |
ITの環境負荷評価手法
〜環境貢献ソリューションの事例紹介〜 |
富士通のグリーンITの取り組み、特に、ITソリューションの環境負荷評価手法の内容と、同手法を用いて評価したソリューション導入効果の評価事例について紹介する。 |
植田 秀文氏 |
株式会社
富士通研究所 |
基盤技術研究所
環境技術研究部 |
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(8) |
生産部門における情報技術を駆使した省エネルギーの取り組み |
日本のGDPは1970年から2005年にかけて2.3倍に伸び、その間、エネルギー消費量は1.5倍となった。しかし、この間の製造業の消費量は1970年から横ばいのまま推移している。
日本の産業界がどのような工夫で省エネルギーを実現してきたかについて、計測・制御・情報という観点から紹介する。 |
平塚 公平氏 |
横河電機
株式会社 |
ソリューション事業部
省エネルギー・環境保全ソリューション本部
副本部長 |
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