Activity
活動報告市場創生部

水中産業の新ビジネス創出に向けた取り組み
(ALANコンソーシアム)

2018年に発足したALAN(Aqua Local Area Network)コンソーシアムは、多様な業界・業種26社/団体のメンバーが参画、水中光無線等の革新的技術を用い、水中産業という新市場を開拓するための活動を進めています。

海洋産業のポテンシャルを発信

【参加者の満足度】

【参加者の満足度】

「新しい事業領域としての海洋産業」をテーマに、2021年6月に「ALANフォーラム」を完全オンラインで開催、180名を超える聴講者を集めました。
当フォーラムにおいては、海洋産業や研究のフロントランナーとして活躍する講師による講演に加え、新たな事業領域として大きな可能性を持つ海洋産業の今と未来、そしてその先に実現される社会を見通すパネルディスカッションが行われました。

【フォーラムの様子】

フォーラムの様子

講演では、IoA(Internet of Animals)という新しい考え方による海洋研究、ウニ蓄養事業を通じたブルーカーボンの推進、温室効果ガス排出の少ないEV船開発推進への取り組み等の発表がされ、聴講者から関心を集めました。またパネルディスカッションでは、講師同士の協業に発展し得る意見の共有がなされ、海洋産業のポテンシャルを発信しました。

参考:講演概要
https://home.jeita.or.jp/upload_file/20210512195912_grzfBAXOMu.pdf

水中環境を拓く最先端技術を紹介

ALANコンソーシアムは、2018年より4年連続となるCEATECへの出展を行いました。昨年に引き続きオンライン開催されたCEATECでしたが、会期中の来場者は約1,100名と、昨年の約800名を大きく上回る結果となりました。

■CEATEC 2021 ONLINE 主な出展コンテンツ

【出展ブース】

【出展ブース】

・ALANコンソーシアムメンバーが取り組む水中環境活用と最先端技術のご紹介

・特別シンポジウム「水中環境を拓くテクノロジー」

水中ロボットの社会実装に向けたイベントを開催

2020年度に引き続き、ALANコンソーシアムは公益財団法人 福島イノベーション・コースト構想推進機構が主催する「海のアバターの社会実装を進める会」と協調、JEITAがその運営事務局を担い、2021年12月10日-11日の2日間に渡りオンライン/オフラインのハイブリッドでイベントが開催されました。
本イベントは水中ロボットの普及啓発と社会実装を目指し、3回目の開催を迎えました。第2回と比べ連携範囲を全国に拡大、より広く水中ロボットの周知を図るとともに、実際の海でのデモンストレーションも行い、社会実装が近いことを示しました。

■実施概要

2021年12月10日(金)13:00-16:45
於:福島ロボットテストフィールド カンファレンスホール

【復興庁 由良英雄統括官による基調講演】

復興庁 由良英雄統括官による基調講演

・特別シンポジウム
「水中ロボットを中心とした海洋産業の『今』と『未来』」

2021年12月11日(土)09:30-16:00
於:福島ロボットテストフィールド 屋内水槽試験棟/請戸漁港/島原漁港

【経済産業省 石井副大臣視察】

経済産業省 石井副大臣視察

・水中ロボットデモンストレーション
・操縦体験
・実海域デモンストレーション
・実験航行 等

【請戸漁港での操縦体験】

請戸漁港での操縦体験

参考:特設ホームページ
当日の様子等の動画をアップロードしています。
https://marineavatar.jimdosite.com/

入会のご案内

ALANコンソーシアムは、今後も水中光無線等の革新的な技術の活用領域の拡大と新市場の創出を図るため、関係するユーザー企業などとの意見交換を通じ、水中環境に置ける課題やニーズ等を整理/発信し、事業を推進していきます。
コンソーシアムの目的および事業に賛同する企業、団体等の入会をお待ちしております。

コンソーシアム概要・お問合せはこちら
https://www.jeita.or.jp/japanese/pickup/category/2021/alan.html