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共創プログラム採択事例
-ALAN(Aqua Local Area Network)コンソーシアム-

設立日:2018年6月21日

ALAN(エーラン)コンソーシアムは、第1回JEITAベンチャー賞の受賞企業である株式会社トリマティスからの提案に基づき2018年6月21日に設立されました。水中光技術で日本が世界をリードしていくことを目的としたコンソーシアムであり、JEITA共創プログラムによる第1弾の取り組みです。

コンソーシアム設立の背景

近年のAI技術・ICTの急速な発展の波は、陸上のみならず、海中にも押し寄せています。海中を代表とする水中環境を一つのLocal Area Networkと位置付け、水中環境を一つの生活圏と考えた場合、陸上や空間に準じた光応用技術の駆使が不可欠です。光応用技術は、国内においても10年以上も前から行われていますが、水中レーザ探査技術では後発の米国に先を越されているという見方もあります。また、国内では開発者も利用者も海中光技術について個別に検討を行っている状況でした。

こうした中、材料、デバイス、機器、システム、ネットワーク(伝搬路を含む)などの技術・開発企業や研究機関、また、関係するユーザ企業等との意見交換を通じ、水中環境における課題やニーズ等を整理し、共有するために設立したのがALANコンソーシアムです。

2022年7月1日現在、メーカー13社、国立研究開発法人3団体、12大学がメンバーとなって活動しています。

コンソーシアムがめざす将来像
~水中光技術の飛躍的進歩による新ビジネスの創出~

コンソーシアムがめざす将来像 ~水中光技術の飛躍的進歩による新ビジネスの創出~

ALANコンソーシアムでは、次のような新ビジネスの創出・社会課題の解決を実現することを目標に活動しています。

海底地形・水中構造物調査
海底地形図の作成、水中構造物の点検、および海底ケーブルの調査を容易にし、日本のインフラ維持に貢献します。
水中モニタリング
海沿岸施設や海岸線の監視に加え、養殖施設における魚の成長管理を行います。
また、水中ロボットからの映像を陸上で視聴する「VR水族館」を実現します。
海洋エネルギー調査
日本近海に賦存が期待されている海中エネルギー資源の探査効率を改善することにより、エネルギー・資源不足という課題解決に貢献します。

市場創出に向け普及啓発活動を推進

本事業領域への新規参入促進、潜在的なユーザの発掘等を目的とし、様々な普及啓発活動を推進しています。

『海のアバターの社会実装を進める会』開催支援 (主催:福島イノベーション・コースト構想推進機構)

『海のアバターの社会実装を進める会』開催支援
(主催:福島イノベーション・コースト構想推進機構)

担当部門・お問い合わせ先

  • 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
    事業戦略本部 市場創生部 E-mail:kyousou-pg@jeita.or.jp

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