わが国の石油・化学や電力・ガス等の産業・エネルギー関連インフラは、設備の高経年化、人材不足や技術継承といった問題により、重大事故のリスクが今後増大する恐れがあるといわれており、こうした中、安全性と生産性の向上を図るために、IoT・AI・ビッグデータなどを活用したスマート保安の実現が期待されています。スマート保安は、産業全体としての競争力強化につながるため、大企業に限らず中小企業も取り組むことが大切です。
本ガイドブックは、産業保安分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)において、大企業に留まらず中小企業にも取り入れることができる社会的受容性の高い仕組みの実現を目指したものであり、初めてスマート保安の導入を検討する企業が活用できる基礎知識や課題解決のためのソリューション(事例数 約50)などを、産業保安の現場担当者目線でまとめております。
■ 本体目次:
・はじめに
・行政の取組み
・スマート保安の導入に向けた考え方
・スマート保安に活用可能なソリューション一覧
①目的・データ種類・適用業務インデックスVer
②スマート保安官民協議会 民のアクションプラン紐づけVer
・ソリューション事例集
■ 付録概要:
スマート保安の最も基本的であり、プラントの規模に関わらず共通している動機器(回転機、ポンプなど)の状態把握の具体事例をまとめたものです。
特に、動機器の監視として一般的な“振動”データを活用したソリューションや製品にフォーカスし、導入実績を踏まえた効果などを交えて紹介しています。
※更新内容(2022年6月)
本体 事例追加(9件)
付録 新規作成
※本刊行物に関するプレスリリース(2021年5月31日)
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