※ダウンロードいただくと、ガイドラインのPDFファイルセットが入手いただけます。
■概要
近年、企業を取り巻くステークホルダーにおけるCSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)に対する関心の高まりから、業種を問わず、企業や経済団体でのCSR活動が本格化しています。
世界に目を向けると、国連における「ビジネスと人権に関する指導原則」や「SDGs(持続可能な開発目標)」、経済協力開発機構(OECD)による「多国籍企業行動指針」、国際労働機関(ILO)の「多国籍企業宣言」等、CSRに関する様々な国際文書が発行・改訂される等、CSRに対する関心が高まりをみせており、また、我が国のPRI(Principles for Responsible Investment)署名機関も増加しESG投資への流れが加速しており、企業の取り組みに対する社会的要請は今後とも強まっていくものと考えられます。
これまで各企業は、CSR推進部署の設置やCSR方針の社外宣言、CSR報告書の公開等を積極的に取り組んできましたが、CSRは、単に個別企業やグループ内企業だけの取り組みにとどまらず、取引先・パートナーを含むサプライチェーン全体でCSRを推進することが求められています。
サプライチェーン・マネジメントの観点では、電機・電子業界のサプライチェーンは、長く複雑でありまたグローバルに展開されていることが特徴です。
そのため、CSRという広範な活動に対する理解や進め方も企業によって大きな違いがみられ、多くの企業では、サプライヤとの間でCSRに関する共通理解やコミュニケーションを深めることが容易ではないという問題に直面しています。
このような背景を踏まえて、2006年にJEITAでは、企業が共通的に利用できるサプライヤとのコミュニケーションツールとして「サプライチェーンCSR推進ガイドブック」を作成いたしましたが、2006年以降の国際的なCSRに関する社会的要請を踏まえ、今般、大幅な改訂を行い、新たに「責任ある企業行動ガイドライン」を発行いたします。
■特徴
本ガイドラインは、三部構成となっており、第一部と第二部で企業が遵守すべき項目とその管理方法に関する留意事項等をまとめており、付属書にてこれらを解説しています。
本ガイドラインは、JEITA会員企業にとっては最低限守るべき基準であり、取引先を含めたサプライチェーン全体のCSR具現化を目指すためもので、サプライヤのCSRを具現化するためのモデル行動規範として用いることができます。
■更新履歴
1.0版:新規発行(2020年3月31日)
1.1版:D 苦情処理のメカニズムの整備を中心に一部記載の追加・修正(2023年3月31日)
※改訂履歴については別添の変更表を参照
■参考資料
目次
項目比較表
(JEITA責任ある企業行動ガイドライン、JEITAサプライチェーンCSR推進ガイドブック(2006年)、RBA行動規範Ver 6.0)
■外国語版の発行について
日本語版をベースに、グローバル対応のための英語版ならびに中国語版を作成いたしました。
こちらからダウンロード(無償)いただけます。
https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/public/detail.cgi?id=788&cateid=1
※こちらは1.0版対応となります。
1.1版の外国語版は準備出来次第発行いたします。
■本ガイドラインに基づく自己評価シートはこちらから
https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/public/detail.cgi?id=798&cateid=1
■問い合わせ先:JEITA政策渉外部(TEL:03-5218-1052)
刊行物についてのお問い合せは、JEITAサービスセンターまでお願いします。
TEL:03-5218-1086 FAX:03-3217-2725 E-mail:support@jeita.or.jp