Activity
活動報告関西支部

JEITA 2025 技術セミナー
「産業と社会を変える、DXの実践と展望」

関西IT・ものづくり技術委員会では9月19日(金)に支部運営部会との共催により、大阪・梅田で「技術セミナー」を開催しました。
最初に東 啓 委員長(TOA)より挨拶の後、以下の3講演を行いました。

産業DXを加速するNVIDIA Omniverse
~実践事例で読み解く製造業の未来~

エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部
ビジネスデベロップメントマネージャー 高橋 想 氏

NVIDIA “Omniverse”は、複数種の3Dツールをリアルタイムでつなぎ、共同で「デジタルツイン」を構築するプラットフォームです。“Blueprint”(標準的な構築方法・ワークフローをまとめたテンプレート)と組み合わせ、BMW、Foxconn等、多くの企業で実績を上げています。“Cosmos”(現実世界に即した大規模な3D環境データベース)の活用により、ヒューマノイドロボットや自動運転など「フィジカルAI」の進展に大きく寄与することができます。

人工衛星多数機生産に挑むモノづくりDX
~短期間・省コスト・高品質を目指す現場の挑戦~

株式会社Synspective 執行役員
ヤマトテクノロジーセンター長 森岡 肇 氏

災害、紛争、気候変動等のリスクが拡大する中、当社はSAR(合成開口レーダー)衛星のネットワーク構築により、地球を恒常的に俯瞰するデータの獲得をミッションとしています。衛星の多数機生産に向けた「ヤマトテクノロジーセンター」を多くの創意工夫により短期に立ち上げ、運用の改善を積み重ねています。宇宙というフィールドの特異性から、トレーサビリティの確保や技能の伝承に苦労していますが、今後はAIの活用による生産性改善にも取り組んでゆきます。

AIエージェント時代に考えるべき働き方と組織のあり方とは

株式会社エクサウィザーズ/株式会社Exa Enterprise AI
グループリーダー 稲次 俊明 氏

複雑なタスクを、目的を理解して自律的に実行する「AIエージェント」が大きな注目を集めています。今後、ほぼすべての業務は人とAIの協働で行われることとなり、経営はそのパフォーマンスの最大化を求められることになります。AI導入が効果をあげるためには 「AIファースト」を旨とする、経営層のマインドを含めた抜本的な事業改革を欠くことができません。

セミナーには会場とオンラインを合わせて313名の参加がありました。各講演では、動画を交えて多くの事例が紹介され、終了後には活発な質疑応答が行われました。

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