はじめての展開「デジタル交通社会パビリオン」
~見て・触れて・体験できる、未来の交通をリアルに体感~
先端交通システム部会 ITS事業委員会は、CEATEC 2025で「デジタル交通社会パビリオン」を新規展開。部会による特別セッションとともに、大変多くの方にご来場・ご聴講いただき、次世代交通への関心の高さを改めて認識する貴重な機会となりました。
デジタル交通社会パビリオン
デジタル交通社会パビリオン
「豊かな暮らしを支えるデジタル交通社会の実現」をテーマに掲げる本パビリオンは、ITS(高度道路交通システム)や次世代モビリティに関する最新の取り組みを、来場者が、“見て・触れて・体験できる”展示を通じてご紹介し、連日多くの方にご来場いただきました。
次世代へ進化するITSサービス
その先の情報と自動運転支援と多機能空間

デジタル交通社会パビリオン外観国土交通省道路局では、次世代へ進化するITSサービスに加え、進む自動運転サービスの支援や、次世代の道路としてWISENET2050を紹介。特に、世界一賢く・安全で・持続可能な基盤ネットワークシステムの実現をめざすWISENET2050の構想紹介や車載機器展示は、社会インフラの未来に関わるビジネス層からの高い関心が寄せられました。また、VRによる自治体での自動運転バス運行体験や高速道路でのVICS体験は、学生をはじめ、幅広い来場者層から好評を得ました。
デジタルツインをはじめとした実証実験の紹介

説明員として対応する東京科学大学 阪口副学長研究現場から生まれる先端技術を紹介した国立大学法人東京科学大学
阪口研究室による展示では、研究現場から生まれる先進的なアイデアやコンセプトを披露。デジタルツインの観点による交通システムやモビリティに関するアカデミアの知見に触れる貴重な機会となりました。
自動運転バス「EVO」の実物展示と社会実装事例

搬入出で移動する自動運転バス「EVO」株式会社マクニカの協力により、各所で実証運行中の自動運転バス「EVO」の実物を展示し、“今と未来の移動手段”を具体的にご紹介しました。
さらに、長野県塩尻市などの自治体による運行事例を通じて、自動運転技術の社会実装の姿と、それが地域社会にもたらす可能性を提示しました。
■共同出展(会社/団体名50音順)
・一般財団法人ITSサービス高度化機構
・国土交通省道路局
・国立大学法人東京科学大学阪口研究室
【Promotional Sponsors/Posters】
・株式会社アプトポッド
・長野県塩尻市
・株式会社マクニカ
特別セッションの開催
先端交通システム部会では、10月17日(金)に、特別セッション「豊かな暮らしを支えるデジタル交通社会の実現~新たなモビリティ製品・サービス普及拡大による社会課題の解決~」を実施しました。

先端交通システム部会 特別セッション

150席の会場に立ち見を含め208名が聴講新たなモビリティ製品やサービスの普及が、我々の暮らしにどのような豊かさをもたらし、社会が直面する課題をいかに解決に導くのか。政策、技術、社会実装の異なる視点から、デジタル交通社会の未来像を議論しました。国としての政策、自治体としての取り組み、デジタルツインをもちいた実証実験など、多様な取り組みやビジョンが交差する議論の中から、これからの交通システムが目指すべき方向性と、その実現に向けたヒントを探りました。
■登壇者(敬称略)
・JEITA 先端交通システム部会 運営委員長 中村順一
・名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所 客員教授 尾崎信之(モデレータ)
・国土交通省 道路局 道路交通管理課 ITS推進室 室長 竹下正一
・東京科学大学 副学長 阪口 啓
・長野県塩尻市 商工観光部 先端産業振興室 室長 太田幸一
・JEITA スマートモビリティ研究会 主査 須藤伸一
モビリティ関連セッションでの交流
CEATEC 2025 初日にコンベンションホールAにて開催した「モビリティ産業の未来を拓くDX戦略とSDVによる変革・新たな体験価値」の開催に伴い、講師関係者とともに、カーエレクトロニクス事業委員会役員および、一般社団法人日本自動車工業会 次世代モビリティ委員会 デジタルタスクフォースのメンバーとの交流会を実施し、今後の新たな潮流について議論を交わし交流を深めました。

モビリティ産業の未来を拓くDX戦略とSDVによる変革・新たな体験価値
進化するモビリティ産業の最前線を「モビリティDX戦略」と「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)」という二つの視点から紹介。国家戦略から、SDV開発の現在、そしてエンターテインメントの視点からモビリティに新たな価値を創造する取り組みまで、多様な角度からモビリティの未来像を描き、ビジネスチャンスとイノベーションのヒントを提供しました。
■登壇者(敬称略)
・経済産業省 製造産業局 自動車課 モビリティDX室長 黒籔 誠
・トヨタ自動車株式会社 デジタルソフト開発センター Fellow 村田賢一
・株式会社CRI・ミドルウェア モビリティ事業本部 開発部 部長 近藤文仁
・アビームコンサルティング株式会社 未来価値創造 戦略ユニット マネージャー 関根直輝(モデレータ)
本件ならびに、次回パビリオンへの参加、
部会への入会等に関するお問い合わせ
一般社団法人電子情報技術産業協会 市場創生部 先端交通システム部会 事務局
E-mail : mobilitysystems@jeita.or.jp