CEATEC 2024 海洋DXパビリオンにて海洋産業の未来をアピール ~ALANコンソーシアムの最新水中技術「水中フュージョンセンサ」をデモ展示~
CEATEC 2024において、JEITAが主催する海洋DXパビリオンにはALANコンソーシアムを含めて8団体が出展し、海洋産業のポテンシャルや人材育成の可能性をアピールしました。
CEATEC 2024 海洋DXパビリオン
出展概要・見どころ
海洋DXパビリオンでは「デジタルが紡ぐ海の未来」をテーマにコンソーシアム、企業、地方団体などが出展し、それぞれの活動詳細や最新技術を説明しました。
ブース中央に設置された4.5m×2.2mのプールでは水中ドローンのデモンストレーションや操作体験イベントを設けると共に、CEATEC AWARD コ・クリエイション(共創)部門賞を受賞したトリマティス社の「水中フュージョンセンサ」のリアルタイム3D計測を実施し、多くの来場者にその技術力と海洋産業の新たな可能性をアピールしました。
ブース内プールの水中ドローン操作体験デモ
水中ドローンの操縦体験は好評で、学生や海洋産業に携わらない方々にも理解しやすい形で最新技術・製品を宣伝しました。
出展者によるピッチ
ブース内にピッチステージを設けて、参加団体が最新の取り組みを来場者にアピールしました。
また、出展内容が1次~3次産業まで多岐にわたることで単なる技術発表の場に留まらず、海の魅力や可能性を発信するパビリオンとなりました。
出展者によるピッチの様子
世界初の「水中フュージョンセンサ」を紹介
ALANコンソーシアムの会員である株式会社トリマティスが開発した水中フュージョンセンサが、CEATEC AWARDの部門賞を受賞しました。会期中にメディアに取り上げられたこともあり、多くの方が本製品を一目見ようと来場しました。
水中フュージョンセンサはALANコンソーシアムが注力している水中モニタリングの主力センサであり、LiDARとカメラを統合した世界初となる製品です。今後も同社の活躍に期待が持てます。
詳細はこちら(https://www.ceatec.com/ja/press/info_detail.html?content_id=50)
TV取材(WBS)の様子
海洋に関するコンファレンス
ALANフォーラム
ALANコンソーシアムでは“異業種(X-Industry)で挑む海のビジネスイノベーション”と題したコンファレンスを開催しました。
新規に立ち上げるプロジェクト「光×音の融合技術検討/実海域における実験」に関して、登壇者のALANコンソーシアムの会員企業6者(光デバイス、通信、船舶関係者)から取り組み内容やALANの期待を含めて説明がされました。
登壇者一覧
海洋DX特別セッション
内閣府総合海洋政策推進事務局をはじめとした、水中ドローンの推進および開発者、コンサルタントを迎え、“次世代海洋空間利用のポテンシャル ~政策と技術とで拓く成長市場への挑戦~”と題した特別セッションを開催しました。パネラーそれぞれの立場から海洋産業の魅力や課題、課題解消の対策など生の声を届けました。
来場者の多くは海洋産業以外の仕事に携わる方々であり、新規取り組みとして海洋産業に注目していることが伺えました。
登壇者一覧
今後の海洋DXに対する取り組みについて
海洋産業の重要性についてはこれまでも議論が行われてきましたが、内閣府もAUV戦略に注力するなど、各所で海洋DX化の取り組みが進んでいます。JEITAでは、海洋DXに対して、引き続き外部団体との連携を強化し、新たな海洋産業の共創活動に取り組んでいきます。
ALANコンソーシアムでは引き続き、通信、モニタリング、給電などの水中光技術はもちろんのこと音波との融合をふまえた研究開発に注力すると共に、インフラ点検、船底検査、養殖産業向けのシステムを考案し、社会実装に向けた活動を推進していきます。
また、ALANコンソーシアムでは海洋DXを目指す会員企業・団体の皆様との連携を日々模索しておりますので、皆様からのお声掛けをお待ちしています。
本件の
お問い合わせ
E-mail:info_alan@jeita.or.jp