AIに取り組む団体間の結束を強める交流イベントを開催
JEITAではAIに関する取り組み強化のため、AIプロジェクトを今年4月に立ち上げました。このプロジェクトの一環として、10月17日CEATEC 2024において、AIセーフティ・インスティテュートをはじめ、国内のAIに取り組む主要13団体が集まり、活動内容の相互理解を目的としたネットワーキングイベントを開催しました。
AIの適切な社会実装を各方面から支援
官・民の牽引役を担う方々による基調講演を皮切りに、各団体から熱意のこもった活動紹介が行われました。
AIセーフティ・インスティテュート(AISI)
所長 村上 明子 氏
・AIの安全性確保を推進するため、今年2月に設立。
・これまでに、AI事業者ガイドライン、AIに関する安全性評価やレッドチーミング手法に関するガイドを公開。また、国際連携の一環で米国とのクロスウォークも実施。
・AISIがハブ役となり、AIセーフティに関する日本のワンチームを作っていきたい。
パナソニックコネクト(株)
執行役員 CIO/IT・デジタル推進本部
マネージングダイレクター 河野 昭彦 氏
・23年2月より、生産性向上・AIスキル向上・リスク軽減を目的に、全社員13,400人が生成AIを利用可能な環境に整備した。
・1年間の成果として、業務削減は18.6万時間でAI関連事故はゼロであった。
・AI・データ活用が必要な理由は、顧客・社会、そして自社/現場の変革をドライブするためであり、最終判断と行動は人にしかできないと考える。
参加団体(13団体/25名)
※順不同・法人格省略
・AIセーフティ・インスティテュート(AISI)
・GPAI東京専門家支援センター(Tokyo ESC)
・AIアライメントネットワーク(ALIGN)
・AIガバナンス協会(AIGA)
・AI法研究会(AI and Law Society)
・Generative AI Japan(GenAI)
・人工知能学会(JSAI)
・生成AI活用普及協会(GUGA)
・日本画像生成AIコンソーシアム(JIGAC)
・日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
・日本ディープラーニング協会(JDLA)
・組込みシステム技術協会(JASA)
・電子情報技術産業協会(JEITA/主催者)
参加企業(4社/7名)
※順不同・法人格省略
・パナソニックコネクト
・シャープ
・日本電気
・三菱電機
多様なステークホルダーの結束が重要
今後の連携も見据え、団体間の親睦を深めるため、立食パーティを行いました。
最後にAISI副所長 平本 健二 氏より、安全・安心で信頼できるAIの実現には、情報連携をはじめ、官民が力を合わせて推進していくことが重要である旨、メッセージが発せられました。
JEITA AIプロジェクト 今後の構想
本プロジェクトでは、ビジネスシーンにおけるAIの社会浸透が適切に進むための議論を展開できるよう、新たな組織体の設置(25年度上期予定)も視野に、会員の皆様に裨益する活動の具体化を検討してまいります。
AIプロジェクトの構想案(24年10月時点)
本件の
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JEITA AIプロジェクト事務局
E-mail : ai_project@jeita.or.jp