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テクノロジーを活用することで、いかに人々の暮らしを豊かにできるかを発信してきたCEATECは、2000年に第1回が開催され、年々規模を拡大、デジタル家電見本市として発展しましたが、2016年に脱・家電見本市を宣言し大きく舵を切り、Society 5.0の実現のため「CPS/IoT」と「共創」で未来の社会や暮らしを描く展示会へと変貌し、今年25回目を迎えました。展示を「見て」、コンファレンスを「聴いて」、未来の社会を「感じて」「考えて」、共創に向けて「動き出す」ことを指す「CEATEC体験」ができる「デジタルイノベーションの総合展」であるCEATECは、今回、日本自動車工業会が主催する「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK」と初の併催が実現し、産業の幅がより広がり、本年の開催テーマである「Innovation for All」を体現する4日間の開催となりました。

会期初日の10月15日、パレスホテル東京にて、オープニングレセプションを開催しました。開催日が衆議院選挙の公示日と重なりましたが、石破茂内閣総理大臣にはビデオメッセージを寄せていただき、また、平将明デジタル大臣、馬場成志総務副大臣ならびに上月良祐経済産業副大臣にはご臨席の上でご祝辞を賜りました。官公庁関係者、各社経営幹部など約700名に参加いただき、会場において「CEATEC AWARD 2024」の授賞式を実施しました。総務大臣賞、経済産業大臣賞およびデジタル大臣賞のほか25周年特別賞の受賞企業に対して賞状と盾を贈呈しました。

総務大臣賞

ViXion01S～眼のピント調節機能を代替・拡張する次世代アイウェア～
（日本電気株式会社）

経済産業大臣賞

屋外対応 A0 サイズ ePoster
（シャープ株式会社）

デジタル大臣賞

デジタルツインソフトウェア【TRANCITY】
（CalTa株式会社）

25周年特別賞

産業DX推進と業務効率化を実現するNECの映像認識×生成AI
（日本電気株式会社）

Society 5.0に向けて経済発展と社会課題の解決を両立するイノベーターが集まる場として、「社会課題を考える」「未来を創造する」「技術を究める」「世界の潮流を読む」「次世代を応援する」の5つの視点から200を超えるコンファレンスを実施しました。総勢300名以上のキーパーソン／イノベーターに登壇いただき、幅広いテーマのセッションやパネルディスカッションが展開され、会場は多数の聴講者でにぎわいました。

AIで世界を変えていく最前線に立つ、23の企業や団体が出展、大きく変わるこれからの未来社会や最新技術・ソリューションを発信する特別企画。AIにフォーカスした展示とコンファレンスの両輪で、産業を超えたユーザーとの交流を促進しました。

昨年までのスタートアップ・ユニバーシティエリアから、企業内の新規事業を担う部署も出展対象に加えたことで、次世代を担う新進気鋭の企業や教育機関がテクノロジーと研究成果を披露するエリアに進化しました。スタートアップ／大学研究機関は、同カテゴリーの記録が残る2014年以降で過去最多となる188社／団体が出展、次世代を担う多彩な企業が集いました。

政府・官公庁幹部によるご視察をはじめ、各国の駐日大使や関連団体などにご参加いただき、JEITA会員企業との連携の可能性を生み出す機会となりました。ツアー訪問先の企業／団体の窓口担当および説明員の皆様に毎回丁寧にご対応をいただきましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

CEATEC 2025

次回「CEATEC 2025」は、2025年10月14日（火）～17日（金）の4日間の会期で幕張メッセにて開催を予定しています。
出展者募集は2025年2月より開始する予定です。