Activity
活動報告関西支部

大阪大学でのJEITA関西講座

関西IT・ものづくり技術委員会/産学連携分科会では、会員各社よりエンジニアを大学に派遣して講義を行う「JEITA関西講座」を、神戸大学と大阪大学の大学院工学研究科で継続実施しています。
前期の神戸大学に続き、後期は大阪大学の「知価社会論」に5社5名の講師を派遣しました。この講義は「イノベーション創出に向けて求められる様々な考え方やデザイン思考法の習得」を目指しています。毎年内容に工夫を加えており、23年度は、より実学的にデザイン思考を学ぶ目的で「シナリオプランニング」が取り入れられました。

全体のプログラムは次の通りです。

JEITA各社からの講義では、1)会社紹介、2)イノベーション創出に向けた取り組み、3)人材育成の取り組みを中心に講演の後、学生のグループワークに移り、シナリオプランニングの手法を用いて、各社の将来像について検討します。各回2グループから発表を行いました。検討した内容は全講義終了後、さらにブラッシュアップしてレポートにまとめ、講師に提出しました。

5社の講義については毎回、受講者にアンケートを行い、全体を通じて約96%から「とても有意義」、「有意義」の評価を得ました。「新規事業を始める上で、講師が大切にされているポイントをお話しいただき、とても参考になりました」、「失敗を恐れず、提案する姿勢を大切にしたいと思いました」、「生体エレクトロニクスの将来について考える有意義な時間でした」等、多くのコメントも寄せられています。
グループワークにおいては、各グループと講師の間で会話が交わされ、学生の発表に対しても講師からコメントをいただき、コミュニケーションを取りながら進めることができました。一方、前半の講演については質疑応答の場面がほとんどなく、また、従来行ってきた学生による企業訪問・講師インタビューは、学生のスケジュール調整が難しくなりつつある等の課題があります。24年度に向け、今後、大学側との意見交換を進めてゆきます。

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