Activity
活動報告関西支部

神戸大学でのJEITA関西講座

関西IT・ものづくり技術委員会/産学連携分科会では、 会員各社よりエンジニアを大学に派遣して講義を行う「JEITA関西講座」を、神戸大学と大阪大学の両大学院工学研究科で継続実施しています。

例年、前期は神戸大学で実施します。特別講義Ⅱ「企業における研究・開発の実際」の講義名で2006年度にスタート、今年で18年目となりました(2013年度より関西工学教育協会電気分科会と共同実施)。学生の皆さんに「①産業界のものの考え方、仕事の進め方を知り、②技術・研究開発と社会との関わりについて考え、③エレクトロニクス業界への興味・関心を深めてもらう」ことを目的に、委員各社より第一線のエンジニアを派遣いただいています。今年度の講義は、4年ぶりに対面で次の通り行われました。

各回90分の講義では、まず講師より会社と自らの紹介を含めて50分程度の講演、続いて学生によるグループワーク、最後に質疑応答が行われました。学生には毎回、「講義で啓発された点」等のテーマでレポートが課されます。
博士課程前期1年の8割を越える61名が受講。講義に関する学生へのアンケートでは、95%から「とても有意義」、「有意義」の回答が得られ、高く評価されました。


講義の様子

全講義が終了すると、学生は企業毎の担当グループに分かれ、7月28日(金)あるいは8月4日(金)に各社を訪問、講師に対して講義テーマに関するインタビューを行い、さらにレポートを作成しました。

大学側からも高い評価を得ており、工学研究科HP(http://www.eedept.kobe-u.ac.jp/edu/graduate.html)で「特色のある科目」として紹介されています。また、各社の講師には毎年、専攻長名による感謝状が贈られています。