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活動報告市場創生部

新生・スマートモビリティ研究会を発足

自動運転に限らず、広範なモビリティ産業や、これにまつわる解決すべき課題を把握し、電機・ITによる解決に繋げる知見を深め、その成果を広く発信いたします。

組織改編・改称“reboot”

2017年より本格始動した、先端交通システム部会傘下 自動走行システム研究会は、これまでは主に、自動運転の社会実装や関連技術の発展に寄与する共通課題の検討や、メンバー企業のビジネスのサポートになる技術動向調査を行って参りました。
昨今のアフターコロナ社会への適応、ビジネス上の地政学的なリスク、脱炭素ニーズといった多様な課題に目を向けるに、これまでのような、自動運転の実現に向けた知見の積み重ねではない観点が必要と考えるようになりました。「豊かな暮らしを支える安心で利便性の高いデジタル交通社会の実現」を念頭に置き、JEITAの持ち味や強みを活かした、より視点を高めた議論・発信を目指した「スマートモビリティ研究会」と改称・組織改編いたしました。
また、本年4月には研究会立ち上げに関するプレスリリースをいたしました。
https://www.jeita.or.jp/japanese/topics/2023/0407.pdf

JEITAの持ち味を生かす3つの“Taskforce”

組織改編したスマートモビリティ研究会には、自動走行システム研究会からの流れを汲んだ、3つのTaskforceを発足させました。

①TF1:業界動向調査

広くモビリティに係る産業・業界・政策動向や国内外の法規・標準等のルールに関するリテラシーを継続的に高め、社会課題の特定とその解決に繋がる知見を独自に得るとともに、研究会の重点テーマである海外団体との国際交流・動向調査を担います。

②TF2:通信プラットフォーム世界動向調査とサイバーセキュリティ

5G advanceや6G通信に向けた世界各国でのデバイスや技術、標準化動向、およびサブSub6周波数のモビリティへの実装についての最新動向に関する調査を進めることで、スマートモビリティに関わる将来像を把握、課題を明らかにし、その情報の発信を担います。

③TF3:知覚・認識・測距技術(車載・インフラ センサー)

スマートモビリティの実現に必要となる「周囲の障害物までの距離の計測」「移動体の自己位置推定」「走行可能エリアの検出」「音の知覚」を支える車載・インフラ双方のセンサーについて多角的に調査、本格的な社会実装への解決策を検討し、その情報の発信を担います。

【2023年度スマートモビリティ研究会 組織構成】

国際連携 台湾TCAとの連携を開始

スマートモビリティ研究会は海外交流、動向調査として急成長する台湾のモビリティ産業への伸展の動向を窺うとともに、現地団体のTCA(Taipei Computer Association)、TADA(Taiwan Advanced Automotive Technology Development Association)との交流を、Computex taipei2023の会期(5/30~6/2)において、実施しました。
TCA張笠副総幹事を交えた会談では、定期的に情報交流を行う友好的な関係の構築を約束し、CEATEC2023では共同セッションの実施も視野に連携活動を進めることとなりました。

TCAとの交流(後列左から楊櫻姿副秘書長、張笠副総幹事)

ご興味がある方は是非お問い合わせを!

スマートモビリティ研究会は、国内外における、他では接することができない情報・知見の集約に特化・差異化を図り、独自性のある情報を発信してまいります。
紙面の都合、ご紹介しきれないこれまでの活動詳細にご興味のある方は、是非担当事務局までお問い合わせください。

お問い
合わせ

事業戦略本部 市場創生部
事務局

E-mail : mobilitysystems@jeita.or.jp

引き続き、皆様からのスマートモビリティ研究会へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。