Inter BEE 2022におけるNHK/JEITAの取り組み紹介
AVC部会は、Inter BEE 2022において、昨年に引き続きNHK/JEITA共同ブースを出展しました。テーマは、「知りたい現在がある、創りたい将来がある」
出展概要
メディアの新時代を体感してもらうことをコンセプトに、最先端の放送技術を来場者にPRしました。
【4K8K推進】
大型スポーツイベントで活躍した番組制作機材や新4K8K衛星放送の魅力あるコンテンツとともに受信機と受信方法を紹介
【最新技術利活用】
手話CGやAI音声合成などの最新技術の活用事例やNHKプラス、NHKニュース・防災アプリのサービスを紹介
【未来のメディア】
放送技術研究所で研究を進めている最新の研究成果を紹介
4K8KコンテンツのPRと受信環境の普及に向けた取り組み
新4K8K衛星放送受信機
最新の新4K8K衛星放送対応テレビを展示し、実際に放送されている番組およびデータサービスのコンテンツをご覧いただきました。
4K8Kテレビの魅力である、高画質、臨場感のある音響などの訴求はもちろん、最新のテレビでは、リモコンに動画配信サービスをダイレクトに選べるネット動画ボタンが配置され、多様なサービスが簡単に利用できることを実感してもらいました。
新4K8K衛星放送受信方法
新4K8K衛星放送を受信するためには、さまざまな受信方法があります。個別に新4K8K衛星放送対応のアンテナを設置する方法、集合住宅などで共同受信する方法、その他ケーブルテレビによる視聴や光回線による視聴があります。
場合によっては工事を伴うケースもありますので、多くの方から受信方法に関するご質問・ご相談が寄せられ、説明員が分かりやすく丁寧に回答しました。
8K×CGで体感する文化財
NHKでは東京国立博物館と共同で、文化財を最新テクノロジーで3DCGにする「8K×CGで体感する文化財」を行っています。
VRやARなどと組み合わせて、展示室では見ることのできなかった作品の裏側や内側、美しい造形の細部にいたるまで、お楽しみいただきました。
未来のメディアを身近に感じてもらうための取り組み
未来のメディアコーナーでは、NHKの取り組みを中心に、以下の展示を行いました。
- 伝送路の違いを意識させない視聴環境を目指した、放送と通信のシームレスな視聴プラットフォーム技術
- 自然な3次元VR映像を視聴できるヘッドマウントディスプレー
- より多くの情報を手話で届けるための手話CGアニメーション生成技術
- 視覚に障害のある方にもスポーツ中継を楽しんでいただくためのスポーツを対象とした解説音声
- カスタムボイス音声合成技術
政府関係者への取り組み紹介
会期中は総務省をはじめとした政府関係者も多数お立ち寄りいただき、展示内容や取り組みをご紹介しました。
総務省 大臣官房審議官 山碕 良志 氏
(受信システム紹介パネル前にて)
中長期的なビジネスの拡大に向けた取り組み
AVC部会は、新たな顧客体験を創出するような事業環境整備および市場啓発を目的として、NHKをお招きしたセッションを企画しました。
- 講演テーマ
- 「Virtual NHK」~メタバースを活用した番組制作
- 登壇者
- NHK メディア総局メディア開発企画センター
髙木 市教 氏
「Virtual NHK」の開発のきっかけや、番組制作での活用、今後の展望などをご紹介いただき、聴講者の関心を集めていました。
AVC部会の取り組み
放送・通信・社会システム分野において、関係部会および政府・関係団体等と連携し、諸課題に対応するとともに、新たなビジネス・有望市場の創出と健全な発展に取り組むことにより、豊かな暮らしの実現に貢献します。