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活動報告市場創生部

市場創出に向けた次のステージへ
~スマートホーム部会~

JEITAスマートホーム部会は、デジタル田園都市国家構想実現に向けて、2022年8月5日に「新サービス創造データ連携基盤検討会」を設立しました。
検討会での取り組みを始め、市場構築に向けて連携する企業・団体の活動を広く発信するためCEATEC 2022にブース出展、コンファレンス等を展開しました。

新サービス創造データ連携基盤検討会の発足

デジタル田園都市国家構想の重要テーマの一つであるスマートホームでは、社会実装に向けたイエナカデータ連携基盤の重要性が高まっています。また、この連携基盤の実現にあたっては、データの提供機能・接続方法・標準的な構成要件等の整理・検討が求められています。そこで、JEITAスマートホーム部会では広い視野での検討が必要であるという認識のもと、同様の議論を展開しているエコーネットコンソーシアムと連携し、組織を超えた「新サービス創造データ連携基盤検討会」を共同で新設しました。
同検討会においては、これまで家電や住宅設備、各種センサ等から収集する生活情報が、限定的な企業や特定分野の範囲でサイロ化されている現状を踏まえ、消費者視点で集約・活用できるメーカー横断型のイエナカデータ連携基盤のあるべき姿について検討を進めています。
具体的には、中立的かつ持続可能なイエナカデータ連携基盤の社会実装に求められる、世帯ID、Web証明書、認証、API等の技術的課題の整理や、協調と競争のビジネスモデル含めた秩序ある協創空間について検討していきます。

【「新サービス創造データ連携基盤検討会」 活動内容】

CEATEC 2022ブース出展

「日本発、くらしのDX企業の垣根を越えた『つながり』をうみだすハートフルなくらし」と題し、新サービス創造データ連携基盤検討会の活動を広く周知するため、CEATEC 2022の主催者企画「パートナーズパーク」に出展しました。
本ブースでは、目指すべきスマートホーム像として、例えば、調理家電のデータをもとに、栄養や体調についての相談を家にいながら医師と相談できる、冷蔵庫の中身から足りない食材をドローンが運んでくれる、災害時には状況に応じて都市の防災システムとイエナカの家電が連携し安全に備えてくれるなど、さまざまなデータを組み合わせ、全国どこでも誰でも便利で安全な生活を可能にする家庭と社会の連携の将来像を発信しました。

加えて、イエナカデータとサービスが連携した暮らしを実現させるため、株式会社電通とも協力し、イエナカデータと購買データを組み合わせた次世代型マーケティングソリューション事例についても紹介しました。

社会課題を解決するために、あらゆる産業分野の企業等との「共創」を推進していく姿を発信することで、市場創出の期待から、多くの来場者がブースに訪れました。

スマートホームの成果発表としてコンファレンスを実施

ブース出展に合わせて、デジタル田園都市国家構想におけるスマートホームの在り方、市場拡大に備えたルール作り、イエナカデータを使ったマーケティングの可能性など、取り組みの成果を報告する3つのコンファレンスを実施しました。

①デジタル田園都市におけるスマートホーム

登壇者:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学教授 丹 康雄 氏、コネクテッドホームアライアンス 野城智也 氏、日本建材・住宅設備産業協会 田丸喜一郎 氏、日経BP 安達 功 氏

②スマートホームにおけるIoTデータ活用とプライバシー保全の両立~消費者から信頼される市場形成を目指して~

登壇者:国立情報学研究所 佐藤一郎 氏、JEITAスマートホームIoTデータプライバシー検討WG主査 山本雅哉 氏

③IoT家電データで拓く、ポストcookieフリー時代の新たなマーケティングソリューションの未来

登壇者:電通 前川 駿 氏

引き続き、皆さまからスマートホーム部会活動へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

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