CEATEC 2022 開催報告
2022年10月18日(火)~21日(金)の会期にて「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場)を開催しました。
3年ぶりの幕張メッセ開催であると同時に、本年は10月1日(土)~31日(月)の会期にてオンライン会場も展開して、初のハイブリッド形式での開催となりました。各イベントの模様を中心にレポートします。
テクノロジーを活用することで、いかに人々の暮らしを豊かにできるか発信してきたCEATECは、2000年に第1回が開催され、年々規模を拡大、デジタル家電見本市として発展しました。2016年に脱・家電見本市を宣言、「IoT」と「共創」で未来の社会や暮らしを描く「Society 5.0の総合展」へと大きく生まれ変わりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、2020年と2021年は2年連続で完全オンライン開催となりました。本年は3年ぶりの幕張メッセ会場、そしてオンラインを組み合わせてハイブリッド形式での開催として、562社/団体が出展、幕張メッセ会場には約8万人、オンライン会場には約3万人が来場しました。
CEATEC 2022 ANNEX Tokyo
幕張メッセ会場の開幕前日となる10月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、オープニングイベント「CEATEC 2022 ANNEX Tokyo」を開催。グローバルダイアローグ(Green x Digital)、スペシャルセッション(マイクロソフト/味の素)、デジタル田園都市国家構想セッション(鳥取県知事/広島県知事ほか登壇)を実施しました。
CEATEC 2022 オープニングセレモニー
10月17日、CEATEC 2022のオープニングセレモニーを虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催しました。来賓として、西村康稔経済産業大臣、柘植芳文総務副大臣、河野太郎デジタル大臣、日本経済団体連合会 篠原弘道副会長などにご出席をいただきました。会場には官公庁関係者、各社経営幹部など約250名にご参集いただきました。
また、会場では「CEATEC AWARD 2022」の総務大臣賞、経済産業大臣賞およびデジタル大臣賞の受賞企業に対して賞状と盾を贈呈しました。
総務大臣賞
ローカル5G小型一体型基地局
UNIVERGE RV1200(日本電気株式会社)
経済産業大臣賞
屋内光発電デバイス 『LC-LH』
(シャープ株式会社)
デジタル大臣賞
工作機械を動かす加工プログラムを完全自動生成する世界初のAIソフトウェア
「ARUMCODE1」(アルム株式会社)
パートナーズパーク
2022年のテーマは「デジタル田園都市」。パートナーとの共創を発信するというコンセプトのもと、METAVERSE EXPO JAPAN、アマゾン ウェブ サービス ジャパン、日本マイクロソフトなどの外資系企業から、岩手県北上市を拠点とする北良、ALANコンソーシアム、JEITAスマートホーム部会、JEITA半導体フォーラム(半導体部会)といった主催者企画まで、多種多様な企業/団体が集結しました。トークステージの登壇企業も合わせ、150以上の企業/団体が参画するエリアとして、デジタル田園都市の未来像や今後の社会やくらし、共創による成果を広く発信しました。
次世代に向けた取り組み
幕張メッセ会場内に専用スタジオと学生向けラウンジを設置し、学生をメイン視聴者に据えたインタビュー動画や各ブースの動画などを配信しました。また半導体部会による「JEITA半導体フォーラム2022」をはじめ、学生を来場対象に据えたブースやパビリオンも登場するなど、Society 5.0の実現を担う次世代層に向けた積極的な発信や対話、アプローチがなされました。
主催者ツアー
政府・官公庁幹部によるご視察をはじめ、各国の駐日大使の方々などにご参加いただき、JEITA会員企業との連携の可能性を生み出す機会となりました。ツアー訪問先の企業/団体の窓口担当および説明者の皆様に毎回丁寧にご対応をいただきましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
CEATEC 2023
CEATECはSociety 5.0が実現するこれからの社会や暮らし、最新のテクノロジーを「見て」「聴いて」「感じて」「考えて」いただける場を世界中の人々に提供し、出展者・来場者と共に、未来に向けた新たな共創を生み出すことを目指します。「CEATEC 2023」は、2023年10月17日(火)~20日(金)の4日間、幕張メッセにて開催予定です。