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活動報告経営企画本部

会員企業とベンチャー企業とのマッチングサイトを開設
-JEITA会員サイト上に情報展開、共創や連携の促進を目指す-

JEITAは、会員企業とベンチャー企業との「オープンコミュニケーション」を推進する新たなエコシステムとして、JEITA会員サイト上にマッチングサイトを開設し、8月2日より運用を開始しました。JEITAはSociety 5.0の実現に向け、会員企業とベンチャー企業との交流を通じた共創や連携を促す事業を展開しており、今回のマッチングサイトもこの取り組みの一環です。
事業強化や新規事業創出・拡大のため、オープンイノベーションを推進している JEITAの会員企業にとって、優れた技術やソリューションなどを保有するベンチャー企業は有望なパートナーとなります。一方、ベンチャー企業においては、JEITA会員企業との連携は、ビジネス機会の拡大と会員企業が保有する事業リソースの活用が望めます。
マッチングサイトには、JEITAベンチャー賞の受賞企業やCEATECに出展するベンチャー企業の他、連携する他団体の関係ベンチャー企業がエントリーし、自らの事業や技術領域およびマッチング先として希望する業種・業界、連携することで想定される利点などの情報を登録します。JEITA会員企業は、ベンチャー企業と連携可能性のある分野、技術などの情報を登録し、互いの事業発展のため事業連携や協業を視野にマッチングサイトを活用します。
JEITAは、マッチングサイト開設後、より多くの会員企業とベンチャー企業の登録を促し、電子部品やデバイス、電子機器やITソリューションといったデジタル産業を支えるJEITA会員企業との共創や連携を図ることで、オープンイノベーションの推進と各社の事業発展に貢献することを目指します。

当サイト運用上の課題と当面の取り組みは以下の通りです。

1.登録企業数の拡充

登録企業状況は、ベンチャー企業が39社、会員企業が14社であり、特に会員企業の登録数の拡充を促します。
(社数は10月4日現在)

2.会員企業とベンチャー企業間のマッチングアレンジの強化

登録情報である「マッチング先として希望する業種・業界、連携することで想定される利点」を基に具体的にマッチングアレンジを行います。

3.会員企業とベンチャー企業との交流活性化のための意見交換

登録企業へのアンケート結果(10月15日)を踏まえ、より充実した運用へ進化させるため、会員企業およびベンチャー企業と意見交換を行います。

また、中期的な取り組みとして、以下の内容を検討中です。

1.交流活性化のためのマッチングイベントの実施

会員企業とのマッチング可能性の高いベンチャー企業に参加を呼びかけ、マッチングイベントを定期的に行います。

2.海外のベンチャー企業の登録

CEATEC2021で連携したJETROの協力を得て、海外のベンチャー企業を当サイトへの登録を実現します。

3.JEITAの事業へベンチャー企業の参画促進

現状ベンチャー企業は、JEITAの既存事業への参画は非常に限定的ですが、ベンチャー企業中心の共通事業を検討し、新たな価値を創出します。