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活動報告IoT事業推進部

5G関連ビジネスの創出に向けた取り組みを加速

2020年9月に設立した、5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアムは、多様な業界・業種の180社団体を超えるメンバーが加盟しており、5Gやデジタル技術等の活用領域の拡大と新ビジネスの創出を図るための事業を推進しています。

会員間連携促進イベントを開催

本コンソーシアムは、共創による社会課題解決と新ビジネスの創出に向け、2021年3月上旬に「情報交流会」を開催しました。
「情報交流会」は会員間連携の促進を主な目的に、本コンソーシアム/利活用WGが企画したイベントの第一弾です。
会員企業がプレゼンターとなり、情報交流テーマを提案し、テーマに賛同した企業が議論の場に参集する形式を執りました。
今回は5Gの利活用に関連するテーマのもと、3日間で6つの企画を実施し、集まった参加者は延べ60社/89名となりました。
特定のテーマについて少人数で議論する初めての機会ということもあり、オンライン開催ではありましたが、各企業のローカル5G関連事例・技術シーズの紹介を交えながら活発な意見交換が行われました。
結果として、参加企業同士の協業に発展し得る技術の共有や、ローカル5Gの実装に向けて幅広いプレイヤー間で検討すべきユースケースの特定など、多様な成果を見出すことができ、成功裏に終えることができました。

■情報交流テーマ/プレゼンター

・5G~beyond5G/6Gにも対応可能な信頼性の高い有線高速通信のご提案/株式会社米澤物産
・作業現場におけるローカル5Gと画像AIを用いたユースケースの検討/株式会社日立国際電気
・通信デバイスやインフラへの帝人の取り組みとご提案/帝人株式会社
・5Gネットワークをつかったサービスの傾向を把握する/日本アイ・ビー・エム株式会社
・弊社におけるローカル5Gの取り組みご紹介/ネットワンシステムズ株式会社
・5G展開のためのミリ波活用における課題と対応策について/株式会社フジクラ

2021年度は事業本格化の年

第2回総会様子(オンラインLive配信)

第2回総会様子(オンラインLive配信)

2021年3月25日(木)に、「5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアム」第2回総会をオンラインLive配信形式で開催しました。
当日は、120を上回る会員企業/団体が出席し、各WG主査より2020年度を通じて練り上げた取り組みを2021年度で本格化させる旨の説明があり、コンソーシアムとして、この方針に賛同が得られました。

■各WGの主な事業計画
1.利活用WG

・ ニーズ/シーズ情報のデータベース構築
・ 会員間連携促進イベントの開催(情報交流会、ビジネスマッチング、講演会など)
・ 利活用フィールドごとのユースケースの考察

2.普及啓発WG

・ ユーザー向けのガイドブック作成(5G/ローカル5Gの導入検討が期待される分野)
・国内主要都市でセミナー開催(コンソーシアムの活動成果など)
・ユーザー視点によるビジョン検討(潜在的/将来的なユーザーに向けた情報発信)

3.調査WG

・5G/ローカル5G事例調査の深掘り + DX先進事例調査
・5G/ローカル5G市場の統計データ調査
・調査報告書の発行・セミナーの開催

5Gは頭で考えるのではなく、体験することが重要

第2回総会の中で、本コンソーシアムの森川座長と日経クロステック先端技術の堀越副編集長のトークセッションが行われ、その中で「5Gは、頭の中で考えると4Gでも良いというような話がよくあるが、例えば、高精細な映像を活用したサービスを一度体験すると、実際は後戻りできなくなると思う。こうした5Gの体験シーンを皆で考え、生み出していくことが新たな市場の形成に繋がっていく。」と語られていました。
本コンソーシアムは、今後も5Gやデジタル技術等の活用領域の拡大と新市場の創出を図るため、会員間連携を促す事業やビジネス化に必要な情報を収集/発信し、産業・社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してまいります。
本コンソーシアムの目的および事業に賛同する企業、団体等の入会をお待ちしております。

■コンソーシアムWEBサイト 

事業計画や会員一覧、入会案内等を掲載しています。
今後は5G関連のニュースなども配信予定です。

http://5g-sdc.jp