共創プログラム採択事例
-5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアム(5G-SDC)-
設立日:2020年9月24日
5Gやデジタル技術等を活用したDXの社会浸透を目的とする本コンソーシアムは、2020年9月に東京大学 森川教授とJEITA専務理事 長尾を発起人として設立されました。
幅広い産業分野のステークホルダーが共創・連携できる場を形成するとともに、わが国の技術力向上や国内外の通信政策に対する発信力の強化につながる活動を進めます。
コンソーシアム設立の背景・目的
5Gをはじめとする高度情報通信インフラは、それらをDXのツールとして利活用する側(ユーザー)が自ら目的に合わせて主体的に考え、生産性向上やサービス等の高付加価値化を図ることが重要です。
また、他の事業者との共創によって、サービス等の価値はさらに高まり、やがては新たな社会システムをデザインしていくことが可能となります。
本コンソーシアムは、ビジネスやユーザーの視点を重視した活動を推進することが特長で、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けて、まずはビジネス環境が整いつつある5G/ローカル5Gに着目し、ユースケースの社会浸透、ビジネス領域の拡大、研究開発の促進などを通じた、業界や業種を超えた共創を推進しています。
2022年7月1日現在、本コンソーシアムの目的及び事業にご賛同いただいた 116社/団体で活動しています。
5G/ローカル5Gの社会浸透に向けたコンソーシアムの主な事業
- 利活用WG
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5Gによって生まれる新サービスの早期実用化に貢献するため、本コンソーシアムを起点とした企業間連携や政策連携を促します。
また、5G/ローカル5Gの利活用による新サービス創出・業務革新等の可能性及び課題について、関係者間の相互理解を図ります。① 会員間連携促進イベントの開催
② 会員のニーズ/シーズ データベースの運用
③ 利活用フィールドごとのユースケースの考察 - 普及啓発WG
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5G/ローカル5Gに関する情報を正確・丁寧に伝えることで、ユーザー企業や地方公共団体の理解を促進させ、市場拡大に繋げます。
① ユーザー向けのガイドブック作成
② 5G/ローカル5G関連のセミナー開催(活動成果発表、制度など) - 調査WG
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5G等/DXに関連する産業の拡大を後押しするため、会員の事業企画(計画)や研究開発、経営判断、制度要望等に必要とされる情報を見極め、各種調査を実施します。
① 5G/ローカル5G関連市場見通し調査
ローカル5G入門ガイドブックの発行
(2021年6月 発行 、 2021年11月 更新)
ローカル5Gの特徴は、個別のニーズに合わせて5Gの通信環境を自前で構築できることですが、特にユーザー自身(利活用する側)が、その目的に合わせて主体的に活用を考えることが重要です。
本ガイドブックは、これまで情報通信業界との接点が少なかったユーザーでも理解しやすいように、専門用語の注釈も交えながら導入検討に必要なポイントを整理し、できるだけ平易な文章で解説しています。

ガイドブック イメージ
本コンソーシアムのWEB サイトより、どなたでも無償でダウンロードできます。
担当部門・お問い合わせ先
- 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
事業戦略本部 市場創生部 E-mail:kyousou-pg@jeita.or.jp