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活動報告技術戦略部

グリーンIT活動の新たな展開

社会課題解決への関心の世界的な高まりを背景として、各種主体において、“SDGs”、“ESG”、“サステナブル”等をキーワードとした施策や取り組みが拡がりをみせています。これらについてデジタル技術でアプローチすべく、新たな展開を予定している委員会について紹介いたします。

社会・IT業界の変化

当会のグリーンIT推進委員会は、2008年に創設された「グリーンIT推進協議会」を母体とし、これまで、「ITの省エネ(of IT)」、「ITによる省エネ(by IT)」を柱にCO2削減効果を具体的に示すことで、環境面におけるITの価値訴求を行ってきました。
このグリーンITの活動がスタートしてから十余年が経過したところですが、みなさんも実感されているように、社会やIT業界を取り巻く情勢に大きな変化が生じています。
社会的には、気候変動に加わるかたちで、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」をはじめとする多様な課題への対応が求められるようになり、それに伴い、企業におけるこれら課題への取り組みを評価するESG投資も拡大を見せています。
また、IT分野においてはAI/IoTをはじめ技術の進展は著しく、先進技術を活用した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の動きが加速しています。デジタル化の進展は、利便性の提供とともに、環境・社会課題の解決にも貢献することが期待されており、この貢献をステークホルダーに分かりやすく示すことが、消費者やESG投資家の総合的な評価につながるものとなります。

グリーンITからサステナブルITへ

グリーンIT推進委員会では、上述のような情勢の変化に則した活動の在り方について検討を重ね、2020年度から、委員会名称を「サステナブルIT推進委員会」とし、新たな展開をはかることにしています。
右図のように、柔軟性を有する体制を構築し、これまで主軸としていた、気候変動への注力を継続しつつ、さらに幅広い社会課題を対象として、デジタル技術による克服に資する活動を進めていくこととしています。また、これらの活動を通じて、関連ITビジネスの市場喚起や企業のESG評価向上につながる対応も検討していきたいと考えています。

新体制での活動について

「サステナブルIT推進委員会」と傘下の会合体では以下のような活動を進めていくこととしています。

サステナブルIT推進委員会

・方針検討(新小委員会の活動テーマ策定 等)
・アワード主催、イニシアチブの運営 ※将来構想

先端トピックス調査研究会

・関連動向をウォッチし、ITやサステナビリティに関する最新のキーワード収集と重要性の評価
(推進委員会の中での活動)

インパクト評価小委員会

・デジタルソリューションが社会課題解決に与えるインパクト評価と発信
・気候変動を含めた社会課題全般を対象にした評価手法の検討

先端テクノロジー研究小委員会

・省エネを中心にサステナビリティに貢献するITインフラ(of IT)に関わる先端技術の調査・研究

エネルギーICT適用普及小委員会

・サステナビリティを切り口にしたビジネスの調査
(ウェルネスオフィス認証の評価項目追加提案等)
・IT活用拡大に向けた制度提案

データセンタ-省エネ専門委員会

・国際標準化事業の推進(ISO/IEC JTC1/SC39)
・包括的省エネ推進
(日本の省エネ型DCガイドライン策定等)

【新委員会の体制】

【新委員会の体制】

貴社におかれましても、今後の事業を進めるうえで“SDGs”、“ESG”、“サステナブル”等を重要な要素として位置付けられているところかと思います。ぜひとも、新たに始動する「サステナブルIT推進委員会」へのご参画を検討いただければ幸いです。

お問い合わせ
TEL:03-5218-1054
JEITA技術戦略部(担当:木村)
E-mail : t-kimura@jeita.or.jp