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「JEITAベンチャー賞」受賞8社が決定 -Society 5.0の実現に向けた、ベンチャー企業との共創・連携を促進-

3月24日、「JEITAベンチャー賞」の受賞企業、8社が決定したことを発表しました。JEITAベンチャー賞は、電子情報技術産業の総合的な発展のみならず、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもので、JEITA会員企業とスタートアップ(優良ベンチャー)企業との共創・連携・エコシステムの構築支援を目的としたものです。「JEITAベンチャー賞審査委員会」が成長性(先導性)、波及性、社会性の3つの視点からベンチャー企業を審査・選考した結果、第5回JEITAベンチャー賞は株式会社アラヤ、株式会社AIメディカルサービス、株式会社サイキンソー、ダイナミックマップ基盤株式会社、株式会社ノベルクリスタルテクノロジー、PicoCELA株式会社、株式会社ボスコ・テクノロジーズ、株式会社リモハブの8社が受賞しました。
今回受賞した8社のベンチャー企業は今後、JEITAの活動に参画いただくほか、JEITAが主催するCPS/IoT総合展「CEATEC」への出展やシンポジウム・セミナーなどへの登壇、さらにはJEITA会員企業との交流支援などの特典が授与されます。

受賞企業8社と審査評価の概要(社名五十音順)

株式会社アラヤ

株式会社アラヤは、高い画像認識技術をもつディープラーニングの技術を開発し、製造業、通信、農林水産関連分野等への事業展開を行ってきた。さらに、当該技術をベースにして精度はほぼそのままに、AIモデルを1/30に圧縮することにより、演算量の削減を可能にする技術を確立し、状況を自ら判断し自律的に動かせる技術・プロダクトの開発を可能にした。今後、自動車、スマホ、ドローン、FAロボット、カメラ等の5G世代のエッジデバイスへの適用が期待される。

株式会社AIメディカルサービス

株式会社AIメディカルサービスは、胃がん検診の指針改訂にともない検査画像数が膨大化する対策型胃内視鏡検診におけるクラウド型内視鏡AI 診断支援システムを開発し、がん等の可能性のある要注意箇所を熟練の専門医と同等の精度で自動検出する二次読影支援サービスを進めている。世界トップクラスの医師たちの教師データを基盤としたAI技術開発により99パーセントの検出率を達成し、国内はじめ海外への展開も進めようとしており、市場性・社会貢献も期待される。

株式会社サイキンソー

株式会社サイキンソーは、人の腸内フローラ(細菌叢)をDNA検査で明らかにし、さらにAI解析により、さまざまな病気についての可能性や未病段階での予防/生活改善に関する助言を提供するサービスを事業化している。個人の違いがあり多様性の高い生物データに対して、次世代型シーケンサーやAIなど医療・健康分野の情報技術を活用し、コスト・スピードを改善するだけでなく、正確性の高い健康管理プラットフォームの開発・確立を目指しており、高齢者の人口割合が増加する中で、病気前の段階での信頼性の高い健康管理の実現が期待できる。

ダイナミックマップ基盤株式会社

ダイナミックマップ基盤株式会社は、高度な測位技術を用いることによりcmクラスの精度を実現する高精度3次元地図データの生成・統合化技術を開発し、全国高速道路・自動車専用道路の自動走行用地図への事業展開を推進してきた。さらに、北米をはじめ海外展開の整備を進めるとともに、欧州などへの今後の展開も見据えて、本分野での世界標準化に貢献してきた。同社が開発した3次元地図データは、今後自動運転車両実装による実証実験に適用されるとともに、除雪分野やインフラ分野などにも、利用拡大が期待される。

株式会社ノベルクリスタルテクノロジー

株式会社ノベルクリスタルテクノロジーは、次世代パワーデバイスとして期待されている酸化ガリウム(β-Ga2O3)の大口径単結晶製造技術や基板上へのホモエピタキシャル成長技術を確立し、デバイス事業への展開を進めている。酸化ガリウムは、パワーデバイスの高耐圧、低損失、高周波駆動、高温動作などの高性能化と低コスト化を同時に実現できる高いポテンシャルを有し、さらには耐過酷環境デバイス、高感度イメージセンサー、シンチレータなどの新たな応用展開も期待できる。

PicoCELA株式会社

PicoCELA株式会社は、通信アクセス・ポイント間を無線メッシュで多段中継する技術を開発し、工場内や建設現場、商業設備、イベント会場などにおける無線通信環境を提供している。ケーブル配線工事が不要で、無線環境を手軽に構築できる特徴があり、現在は、WiFi中心に実績を積みつつあるが、次世代通信技術5Gのうち、地域あるいは設備に特化したBtoBサービス(いわゆるローカル5G)において極めて重要な基盤技術になると期待される。5Gの普及と共に採用実績の拡大が見込まれる。

株式会社ボスコ・テクノロジーズ

株式会社ボスコ・テクノロジーズは、Proxy型Gatewayとして機能するSmart Gatewayを開発し、ユーザ操作の詳細なログの取得にとどまらず、機器などのアクセスの制限など、種々の機器の制御の統合管理を可能とした。同社の製品はメガバンク2行や官公庁や自治体をはじめ、大手通信事業会社における10万台の機器管理においても全面採用されており、機器の導入・運用に関わる手間とコストを削減することで、多岐にわたる課題解決に貢献すると期待される。

株式会社リモハブ

株式会社リモハブは、IoT技術を活用して在宅での適切なリハビリテーションを実現できる遠隔医療システムを提供する事業を進めている。高齢者に多くみられる心不全患者はリハビリのための頻繁な通院が困難であるが、在宅にてリハビリ中の患者の負荷状態や生体データ(心電波形)を医療機関に遠隔送信し、適切な指導管理を行えば、継続的なリハビリが可能となり、患者のQOLの向上や医療費削減につながるため、高齢化社会における今後の貢献が期待できる。

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