CEATEC 2019 開催報告
2019年10月15日(火)より4日間、幕張メッセにてSociety 5.0の総合展「CEATEC 2019」を開催しました。各イベントの模様を中心に、レポートします。
「つながる社会、共創する未来」をテーマに、「IoT」と「共創」で未来の社会や暮らしを描く「Society 5.0の総合展」として開催した、本年のCEATECは、出展者数787社/団体、登録来場者数144,491人を記録しました。
会場はより幅広い業種・産業の来場者をはじめ、学生や海外からの来場者も多く、盛況でした。
CEATEC 2019 オープニングセレモニー
10月15日、幕張メッセ 国際会議場のA会場(コンベンションホール)にて、遠藤信博会長による開会宣言が行われました。また、2000年にCEATECが始まって以来、20回連続出展の出展者の表彰を実施し、19社/団体の代表者に記念の盾を贈呈しました。
CEATEC KEYNOTE / SUMMIT
昨年好評を博したキーノートプログラムを拡大し、会期中全日で基調講演が開催されました。ANAホールディングスの片野坂真哉社長やJTBの田川博己会長をはじめ、携帯電話大手4社のトップが集結した「5Gサミット」、さらには現職の知事として初めて湯﨑英彦広島県知事が登壇するなど、多彩なスピーカーによる基調講演はいずれも盛況でした。
コンファレンス
Society 5.0に向けた取り組みとして、Fintechやスマートホーム、自動運転やヘルスケアをはじめ、政策や人材育成などの多様なテーマにて、150本以上の講演が会期中に行われました。
Society 5.0 TOWN
サービス産業を中心とした複数企業により2030年の未来のまちを共創で構築、披露しました。ANAホールディングスや大阪ガス、大成建設や清水建設など初出展の12社を含む24社/団体が参画し、産業・業種の垣根を超えた連携・共創する未来の社会が発信されました。
Co-Creation PARK
国内外のスタートアップ企業と海外パビリオンが一堂に会するエリアとして「Co-Creation PARK」を設置しました。過去最高となる170社/団体のスタートアップおよび大学研究機関が出展し、さまざまなアイディアやソリューションが発信されました。海外パビリオンとしてはスイスおよびロシアが初めてパビリオンを設け、会期中には、新設したスイステックパビリオンの設置を祝うセレモニーが開催され、駐日スイス大使を務めるジャン=フランソワ・パロ閣下にご来場いただきました。
オープニングレセプション
10月16日、CEATEC 2019のオープニングレセプションが、パレスホテル東京にて開催されました。来賓として、牧原秀樹経済産業副大臣、寺尾稔総務副大臣、日本経済団体連合会 片野坂真哉副会長などにご臨席をいただきました。会場には官公庁関係者、各社経営幹部などの700名以上にご参集いただき、参加者同士が懇親しました。また、会場では「CEATEC AWARD 2019」の経済産業大臣賞および総務大臣賞の受賞企業に対して賞状と盾を贈呈しました。
総務大臣賞
富士通株式会社
3Dセンシング/AIによる自動採点システム
経済産業大臣賞
株式会社村田製作所
業界最高水準の容量を持つ酸化物全固体電池
『Society 5.0
-未来の社会をデザインする-』
一昨年、昨年と発行してきた冊子『Society 5.0』を刷新し、第3弾となる『Society 5.0 -未来の社会をデザインする-』を発行、CEATEC 2019の会場で配布しました。30,000部以上が手に取られ、Society 5.0に向けた最新の取り組み事例など次世代のリーダーたちに必要な多彩な内容を紹介することができました。
主催者ツアー
大臣によるご視察をはじめ、官庁幹部や海外、他産業の方々などにご参加いただき、JEITA会員企業との連携の可能性を生み出す機会となりました。ツアー訪問先の企業や団体の窓口、説明者の方々に毎回丁寧にご対応をいただきましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
CEATEC 2020
大臣CEATECは、共創・協業を広げる場として、さらに業種・産業の幅をより一層拡張しながら、「つながる社会、共創する未来」の具現化と、未来の社会を描くための変革を進めてまいります。「CEATEC 2020」は、2020年10月20日(火)から23日(金)の4日間、幕張メッセにて開催予定です。