平成31年 関西電子業界新年賀詞交歓会
関西支部は1月9日(水)に大阪のリーガロイヤルNCBで、(一社)KEC関西電子工業振興センター、近畿地区家電流通協議会、全国電機商業組合連合会近畿地区協議会、組込みシステム産業振興機構との共催により、平成31年関西電子業界新年賀詞交歓会を開催しました。
開会にあたり、主催5団体を代表し、当支部・長榮周作 支部長(パナソニック(株)取締役会長)より挨拶がありました。
長榮支部長挨拶
「昨年の世界経済は、米中の摩擦やBrexitをはじめ、大きな課題が表面化しました。日本でも自然災害が相次ぎ、関西では大阪北部地震、7月の豪雨、台風21号等で大きな被害も出ましたが、経済は何とか成長を維持し、企業の業績も全体的には回復基調を保ちました。IT・エレクトロニクス業界としては、Society 5.0の実現に向け、IoT・AIの活用にしっかり踏み出すことができた年であったと思います。10月のCEATECもIoT総合展示会として実績を上げ、12月には新4K8K衛星放送もスタートしました。
本年の世界経済は不透明で、何が起きてもおかしくない状況です。国内では5月に改元、10月に消費増税が予定され、転機を迎えることになります。6月のG20、9月のラグビー・ワールドカップ、来年の東京オリンピック・パラリンピックに加え、昨年11月には、2025年国際博覧会の大阪・関西開催が決まりました。こうしたイベントの多くが関西で予定される中、JEITA関西支部としても、これを見据えつつ、環境セミナーや技術セミナーをさらに充実させ、情報発信に努めて行きたいと存じます。また、大学におけるJEITA関西講座や小学生対象のものづくり教室による人材育成にも、引き続き取り組んで参ります。万博に向けては、近畿経済産業局様をはじめ関連機関・団体の皆様と連携し、具体的な取り組みに積極的に参画してゆく所存です。
本年も業界・地域の発展に貢献し、会員企業の皆様のお役に立つ活動を進めますので、皆様のご指導・ご支援を引き続きお願い致します。」
来賓を代表して、森 清 近畿経済産業局長、ならびに大橋秀行 近畿総合通信局長よりご祝辞をいただき、祝電披露の後、(一社)KEC関西電子工業振興センターの小川立夫 副会長(パナソニック(株)執行役員)の発声で乾杯を行いました。
当賀詞交歓会は長年、4団体で共催してきましたが、今回より新たに組込みシステム産業振興機構が加わりましたので、歓談の後、同機構の黒田吉広 理事(西日本電信電話(株)副社長)より挨拶と団体概要の紹介がありました。
最後に、全国電機商業組合連合会近畿地区協議会の牧野伸彦 会長の中締めにより会を終了しました。例年を上回る約250名の参加があり、一年のスタートにふさわしい賑やかな会となりました。