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CEATEC JAPAN 2018
開催報告

CEATEC JAPAN 2018 開催報告

2018年10月16日(火)より4日間、幕張メッセにてCPS/IoTの総合展「CEATEC JAPAN 2018」を開催しました。各イベントの模様を中心に、時系列でレポートします。

「つながる社会、共創する未来」をテーマに、「日本の成長戦略や未来を世界に向けて発信するSociety 5.0の展示会」として開催した、本年のCEATEC JAPANは、出展者数725社/団体(うち新規出展者数345社/団体)、登録来場者数156,063人(前年比3,977人増、同2.6%増)を記録しました。1日あたりの登録来場者数平均は39,016人(歴代5位)の結果となり、会場はより幅広い業種・産業の来場者でにぎわいました。

Global Symposium

Global Symposium今回初めての取り組みとして、各国の施策や社会課題を共有し、その解決に向けて議論するための「Global Symposium」が10月15日(月)に開催されました。ドイツ産業連盟のデータ・ケンプ会長、米Salesforce.comの共同創業者兼CTOであるパーカー・ハリス氏、仏ダッソー・システムズの創設メンバーでグローバル・アフェア特別顧問を務めるフィリップ・フォレスティエ氏、CEATEC JAPAN実施協議会会長であり、JEITA会長/三菱電機取締役会長の柵山正樹氏がそれぞれ講演し、インダストリー4.0やSociety 5.0など各国が取り組む施策の現状や課題を共有しました。その後のパネルディスカッションにおいては、Googleの岩村水樹専務執行役員CMOがモデレータを務め、活発な意見交換や議論が行われました。

オープニングレセプション

10月15日、CEATEC JAPAN 2018のオープニングレセプションが、パレスホテル東京にて盛大に開催されました。来賓として、世耕弘成経済産業大臣、石田真敏総務大臣、日本経済団体連合会の中西宏明会長などにご出席をいただきました。会場には官公庁関係者、各社経営幹部などの750名以上にご参集いただき、CEATEC JAPAN 2018の成功に向けて、業界全体が一丸となって取り組む姿勢を見せるとともに、参加者同士が懇親しました。また、会場では「CEATEC AWARD 2018」の経済産業大臣賞および総務大臣賞が発表され、受賞企業に対して両大臣が直接賞状と盾を贈呈しました。

総務大臣賞:
京セラ株式会社

金属上でもアンテナ特性が低下しない2.4GHz帯の小型・薄型の新アンテナ「Amcenna」

総務大臣賞:京セラ株式会社

経済産業大臣賞:
株式会社エアロネクスト

4D Gravity™搭載 360°VR撮影用 ドローン「Next VR™」

経済産業大臣賞:株式会社エアロネクスト
オープニングレセプション

CEATEC JAPAN 2018
開会宣言

CEATEC JAPAN 2018開会宣言10月16日、幕張メッセ 国際会議場のコンベンションホールにて、柵山正樹 会長による開会宣言が行われ、昨年に引き続き、CEATEC JAPANを「日本の成長戦略や未来を世界に向けて発信するSociety 5.0の展示会」と位置づけ、「つながる社会、共創する未来」をテーマに開催する旨が述べられました。

CEATEC Keynotes

CEATEC Keynotes本年は初日のコンファレンスプログラムを刷新し、さまざまな産業界の企業経営者が登壇する基調講演が開催されました。コマツ 大橋徹二社長、Preferred Networks 西川 徹社長、ローソン 竹増貞信社長、ファナック 稲葉善治会長がそれぞれ登壇した基調講演はいずれも立ち見が出るほどに盛況を博しました。他にも、Origami 康井義貴社長やソラコム 玉川 憲社長といった次世代を担う若手経営者の講演も開催されました。

コンファレンス

初日の基調講演以外でも、Society 5.0に向けた取り組みとして、Fintechやショッピング、スマートホームや自動運転、ヘルスケアや5Gなどの多様なテーマにて、150本以上の講演が行われました。

主催者企画:IoTタウン

スタートアップ&ユニバーシティエリアSociety 5.0で実現する未来の暮らしや社会を発信 する特別企画として今年も「IoTタウン」が展開されました。ローソンやライオン、NEXCO東日本、竹中工務店や三菱地所など初出展の8社を含む20社/団体が参画し、昨年比2倍となるスペースで、持続可能な経済成長と国内外の社会課題の解決のため、業界・業種の垣根を超えた連携・共創が発信されました。

スタートアップ&
ユニバーシティエリア

スタートアップ&ユニバーシティエリア本年は過去最高となる162社/団体のスタートアップおよび大学研究機関が出展し、さまざまなアイディアやソリューションが発信されました。また、隣接するイノベーショントークステージにて、スタートアップ企業が登壇する「CEATECピッチ」などの新しい試みも開催されました。

Co-Creation Park

Co-Creation Park今回初めての取り組みとして、海外パビリオンや海外スタートアップ企業が集結する「Co-Creation Park」が新設されました。これは、米CESの「Eureka Park」や独IFAの「IFA NEXT」を意識し、海外との共創の場を目指して展開されたもので、11カ国80社/団体が参画しました。Co-Creation Parkでは、英語を公用語として、活発なコミュニケーションが展開され、また会期中には、新設したフランスパビリオンの設置を祝うセレモニーも開催され、駐日フランス大使を務めるローラン・ピック閣下にご来場いただきました。

出展者レセプション

出展者レセプション10月16日夜には幕張メッセ 国際会議場の国際会議室にて出展者レセプションが開催され、CEATEC AWARD 2018の部門賞並びに審査員特別賞の表彰が行われました。

CEATEC Daily

CEATEC Daily今回初めての取り組みとして、主催者発行新聞「CEATEC Daily」を会期中毎日発行し、見どころや基調講演の模様を日英併記でレポートしました。WRSとのコラボレーションで実現した本紙は、各日1万部が配布され、多くの方々にご活用いただきました。

『Society 5.0
–テクノロジーが拓く私たちの未来-』

『Society 5.0 –テクノロジーが拓く私たちの未来-』昨年発行した冊子『Society 5.0』を増補し、第2弾となる『Society 5.0 –テクノロジーが拓く私たちの未来-』を発行、CEATEC JAPANの会場で配布されました。10,000部以上が手に取られ、幅広い方々にSociety 5.0の全体像や最新の取り組み事例を紹介することができました。

主催者ツアー

主催者ツアー2013年以来となる各省大臣によるご視察をはじめ、官庁幹部や海外、他産業の方々などにご参加いただき(45組、230名)、JEITA会員企業との連携の可能性を生み出す機会となりました。ツアー訪問先の企業や団体の窓口、説明者の方々に毎回丁寧にご対応をいただきましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

CEATEC JAPAN 2019

2000年に第1回を開催したCEATEC JAPANは2019年に20周年を迎えます。来年は、さらに業種・産業の幅を広げ、「つながる社会、共創する未来」の具現化と、未来の社会を描くための変革を一層加速してまいります。「CEATEC JAPAN 2019」は、2019年10月15日(火)から18日(金)の4日間、幕張メッセにて開催予定です。

開催規模

  • ・ 出 展 者 数: 725社/団体
    (2017年実績:667社/団体、昨年比+8.7%)
  • ・ 出 展 小 間 数: 1,786小間
    (2017年実績:1,758小間、昨年比+1.6%)
  • ・ 新規出展者数: 345社/団体
    (2017年実績:327社/団体)
  • ・ 海外出展者数: 19カ国/地域から206社/団体
    (2017年実績:22カ国/地域から199社/団体)

【登録来場者数】

2018年 10月16日(火) 10月17日(水) 10月18日(木) 10月19日(金) 合計
来場者 28,454 28,301 34,484 41,017 132,256
プレス 888 199 142 130 1,359
出展関係者 6,252 5,170 5,695 5,331 22,448
登録来場者合計 35,594 33,670 40,321 46,478 156,063

(参考)

2017年 10月3日(火) 10月4日(水) 10月5日(木) 10月6日(金) 合計
登録来場者 31,641 34,492 40,171 45,762 152,066

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