JEITAの活動
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変革の時代におけるデザインの役割を探求する

IoT化の進展とともに変革の時代を迎える産業界にお いて、業界横断的な新しいビジネス展開の機運が高まっ ています。デザイン委員会では、新たなビジネスを生み 出す原動力として期待を集めるデザイナーが、今どのよ うなスキルを身に着け、活躍していくべきなのか、日々 議論を続けています。

“デザイン”の役割拡大

従来、デザインと言えばモノづくり、すなわち視覚で 捉えることが出来るものを作り出す活動でした。しかし 技術革新とともに業界横断的なビジネス展開の機運が高 まる今の時代、空間やサービス、更にはビジネスの在り 方といった、視覚だけでは捉えられないものを生み出す 活動も、“デザイン”の成すべき役割の一つとして捉えら れるようになっています。そのような時代の中、これま でもデザイン思考によって多数のイノベーションを起こ してきたデザイナーは、業界横断的な新しいビジネスの 創出や、共創を起こす原動力として期待を集めています。


デザインの役割が拡大

期待が集まる中、デザイナーはどのような活動・スキ ルを求められていくのでしょうか。デザイン委員会では、 電子情報技術産業界にとらわれない業界横断的な研究活 動を通じて、インハウス・デザイナーの在るべき姿と、 身に着けていくべきスキルを議論しています。

デザイン業界共通の普遍的な課題への挑戦

デザイン委員会ではユーザの利便性向上を目的とした AV&IT機器の図記号標準化の事業推進のため、ビジュア ルシンボル専門委員会を組織し、長きに渡って活動を続け てきました。同専門委員会は、2018年度より活動を変革 し、デザイン業界共通の普遍的な課題への挑戦を始めます。

新たな活動においては、これまでの図記号標準化活動 で培われたノウハウを継承し、アイコン・ピクトグラム・ サインに関する研究活動を進め、現場で活躍するデザイ ナーが必要とする知見の獲得をめざします。

また、日本のデザイン業界全体の発展を目的とし、 JEITA会員企業外のデザイナーとの交流機会を多数設け ながら、今の時代にデザイナーが求められるスキルにつ いての議論を進めます。あらゆる業界のデザイナーとの 交流の中では、諸外国とは異なる「日本らしいデザイン」 を見つめ直す議論も行い、日本のデザイン業界の発展す べき方向性も見定めていきます。

“共創型ファシリテーション”の実践的な学習

デザイナーに求められるスキルの養成を目的とし、デ ザイン委員会会員企業を対象とした「JEITAデザインセ ミナー」を2018年3月23日(金)に開催しました。

本セミナーでは、業界・業種を超えたステークホルダー を繋ぎ、新しい価値やビジネスを生み出す際に有用なス キルの一つである、“共創型ファシリテーション”につい て学びました。

講師にはこれまでビジネスの現場で多数のイノベー ションを起こしてきた株式会社biotopeの小林 泰紘氏 を招き、約30名の参加者が演習を通じて実践的な学び を行いました。


デザインセミナーの様子

参加者による“共創型ファシリテーション”の実践

海外交流会の開催


海外交流会の開催意図

デザイン業界の共通課題をグローバルな視点で捉える ことで、インハウス・デザイン部門の立脚点を見つめ直 し、デザイン部門が組織として求められるコンピタンス と今後デザイナーに必要とされる能力について思慮を巡 らすことを目的とし、デザイン委員会海外交流会を開催 しました。

2018年2月4日~ 11日の間、フィンランド・デンマー ク・スウェーデンにて開催された本企画には、デザイン 委員会から11社・計18名が参加し、現地デザイン関連 企業との意見交換を実施しました。海外交流会の中で得 た気付きや知見は参加者同士のワークショップを通じて共有され、日本のデザイン業界が抱える課題解決に向け て企業の枠を超えた議論が行われました。

業界横断的な活動推進に向けて

デザイン委員会では、ますます加速する業界横断的な ビジネス展開に対応するため、今の時代に即した新しい 取り組みへの挑戦を始めます。

2018年度からは新たなメンバーとしてTOTO株式会 社、富士電機株式会社の2社を加え、様々な業界ともよ り密接に連携を取りながら、デザイン業界の課題解決を 図り、新しい時代のデザイナーに求められる在り方を議 論していきます。

活動の中ではこれまで以上にデザイン委員会外のデザ イナーや有識者の方々と交流する機会を設けるととも に、委員会参加者同士の密接な情報交換も継続して行い ます。広く会員の皆様にご参画いただき、共にデザイン 業界、並びに日本の産業界を盛り上げていきたいと考え ております。

引き続き、皆様からデザイン委員会活動へのご支援・ ご協力をよろしくお願いいたします。

お問い合わせ
TEL:03-6268-0003
(JEITA IoT事業推進部 担当:遠藤)
E-mail : koki.endo@jeita.or.jp