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「JEITAベンチャー賞」受賞6社が決定― Soiety 5.0の実現に向けた、ベンチャー企業との共創・連携を促進 ―

「JEITAベンチャー賞」受賞6社が決定

電子情報技術産業協会(JEITA)では、Society 5.0の 推進、及びCPS/IoTの社会実装による新たなビジネス の創出によって、IT・エレクトロニクス業界がさらに発 展することをめざし、事業を展開しています。JEITA「ベ ンチャー賞」は、その取り組みの一環として、JEITA会 員とスタートアップ(優良ベンチャー)企業との新たな パートナーシップの共創・連携を推進するため、2016 年に創設され、今般、第3回「JEITAベンチャー賞」が選 考されました。

JEITAベンチャー賞は、今後の成長性が見込まれる「成 長性・先導性」、社会へ大きな影響を与えると考えられる 「波及性」、そして様々な社会課題に貢献しうる「社会性」 の3本柱を選定基準とし、学識経験者等で構成する審査 委員会において、電子情報技術産業の総合的な発展、経 済発展に貢献しうるベンチャー企業を審査・選考し、表 彰するものです。

第3回「JEITAベンチャー賞」では、昨年の12月11日 から本年2月1日まで約1カ月半にわたり募集した後、厳 正な審査の結果、6社の受賞が決定し、3月14日に開催 された表彰式でJEITA会長の長榮周作より表彰状が贈呈 されました。

受賞した6社のベンチャー企業は、JEITAホームペー ジ等で紹介するとともに、Society 5.0の実現をめざ すCPS/IoTの総合展「CEATEC JAPAN」への出展、 JEITA会員企業との交流支援、また昨年度からスタート した「ベンチャー優遇特例制度」(受賞企業等が正会員と して新規に入会する場合、申請により協会会費の負担を 2年間免除する仕組み)などを活用していただくことが 可能となります。

今後もJEITAでは、Society 5.0の実現に繋がる活動 への取り組みとして、業種の枠を超えた共創・連携を促 進し、わが国の経済・社会の発展に貢献すべく新たなビ ジネスの創出をめざしてまいります。

株式会社アスター

審査評価

(株)アスターは、独自の積層技術を用いた理想的な モータコイルの形状設計により、従来の1.5倍の高密度 化を実現するとともに放熱性にもすぐれた「アスターコ イル」を実用化した。これは、モータの高出力化・小型化につながり、車載用モータばかりでなく、航空宇宙、家 電、発電など様々な分野への適用により省エネルギー効 果や産業競争力の強化が期待される。

株式会社ABEJA

審査評価

(株)ABEJAは、小売業に向けた店舗解析ツールを提 供している。AI(ディープラーニング)技術を駆使した ビッグデータ解析を実行することを特徴とする。カメラ 画像から顧客数・顧客年齢・顧客の店舗内導線の歩き方な どを分析、さらには天気・地理情報なども加味したうえ で、店舗の業務改善の在り方を提案する。店員の感覚・ ノウハウに頼ることなく、科学的なデータに裏打ちされ た店舗設計が可能になる。IT専門家のいない中小店舗で も、AI利活用が推進するほか、海外への事業展開も期待 される。

Hmcomm株式会社

審査評価

Hmcomm(株)は、産総研で開発された音声認識技術 を実用化し、音声認識に特化したAIプラットフォームに よるソリューション・サービスを提供している。窓口や コールセンター等での対人業務における会話のテキスト 化、無人の音声受付等が実現可能である。また、騒音環 境下での音声認識が優れており、車両や工場・プラント の機械装置のAI異音検知による故障検知や予知への活用 が可能である。今後、「音声ビックデータ」のビジネスリ ソースとしての利活用への貢献が期待される。

株式会社ZenmuTech

審査評価

( 株)ZenmuTechは、暗号化技術と、分散技術を組 み合わせた「秘密分散処理」により、情報の漏洩防止を 可能にするソリューションやデバイスを提供している。データ生成時にデータをブロックに分割して、各々を 暗号化させることと、暗号化されたブロックを複数の異 なるデバイスに分散配置することにより、情報漏洩を事 実上不可能にしている。この秘密分散処理に基づいたソ リューションは、近年頻発するサイバー攻撃に対しての 強い防御手段となる、シン端末やIoTデバイスの一層の 利用普及が可能となる。

PGV株式会社

審査評価

PGV(株)は、大阪大学で発明された微小信号処理技術 とフレキシブルエレクトロニクス技術をベースに、パッ チ式脳波センサの製造・販売および脳情報ビッグデータ を活用した脳波ビジネスを提供している。PGV(株)が 手がける小型で無線計測可能なシート型脳波センサ(厚 さ6mm、重さ24g)は、既存の大型特殊装置と同等レベ ルの計測精度を実現し、脳波計測を誰でも手軽に行える 身近なものにして、医療・ヘルスケア・睡眠・注意力モニ タリング・ニューロマーケティングなど、今後幅広い領 域での発展が期待できる。

株式会社フォルテ

審査評価

(株)フォルテは、骨伝導ヘッドセットなどによる騒音 環境下等での音声ソリューション及び車両等の移動体や 人の管理のための位置情報ソリューションを提供する IoT端末の開発を行なっている青森県に拠点を置くベン チャーである。地域拠点の特性を生かし、自治体や観光 業者との連携により地域産業の振興につながるサービ スの社会実装の実証に取り組んでおり、今後地方発から EXITをめざすベンチャーのロールモデルとしても期待 される。