セミナー
SEMINAR

残席わずか

OECD-JEITAセミナー
責任ある企業行動のためのデューデリジェンスの実施


企業は、持続可能な発展に貢献し、人、環境、社会への悪影響を引き起こす又は一因となることを回避するような方法でビジネスを行うことが期待されています。 消費者からのプレッシャー、顧客の要求、規制の進化、そして株主の関心は、企業に対し、国際的に合意された責任ある企業行動への期待に応えるよう促しています。

責任ある企業行動への期待に応えるには、企業のサプライチェーンを含むビジネスに関係するリスクを最も適切に管理するための仕組みを導入する必要があります。責任ある企業行動(Responsible Business Conduct:RBC)とは、環境、人権、社会問題を企業のコアビジネスおよびリスクマネジメントプロセスに融合することによって、企業がこの目的に向かって取り組むことを可能にする行動を指します。 これにより、企業が社会にもたらす利益を最大化し、悪影響を最小化することを可能にします。

日本のエレクトロニクス業界は、日本の産業が世界最大級の規模へ発展することに中心的な役割を果たしてきました。日本企業は、コンシューマ機器および非コンシューマ機器のマーケットで、確固とした地位を維持し続けています。しかしながら、これらの産業分野は自らの事業やグローバルサプライチェーン上で、責任ある企業行動に関係したリスクに繋がっています。これらのリスクは、企業の製造管理、取引関係(サプライヤー等)、原材料調達で生じる可能性があります。

本セミナーでは、国際的なフレームワークと責任ある企業行動への期待、OECD責任ある企業行動のためのデューデリジェンスガイダンス(以下「ガイダンス」)で述べられているコアプロセスを紹介します。ガイダンスはデューデジェンスに関する国際的なベストプラクティス基準を反映しており、人権、労働、環境、持続可能な開発目標(SDGs)にまでおよぶ責任ある企業行動への期待に企業が取り組むことを促進します。何より、本セミナーでは、ガイダンスの日本語翻訳版を発表する予定です。

リスク管理、コンプライアンス、調達、人事労務管理、サステナビリティ、CSR、広報、法務などの業務に携わる皆様は、是非ご参加ください。

 

<開催概要>

日 時:
2019 年2月25日(月)10:00-18:10
会 場:
一般社団法人電子技術産業協会(JEITA)4階 411会議室
東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル(大手町駅C9口直結)

ご参加登録:
  • ・下記申込フォームよりお申込みください。
  • ・事前登録制で定員になり次第募集を締め切ります。参加費は無料です。
  • ・対象はJEITA会員および会員の関係会社、JEITA又はOECDの招待者です。
申込フォーム
 

プログラムは予告なく変更される場合があります。


プログラム (仮)

※本セミナーは日英同時通訳付きです。

09:30 – 10:00 
受付
10:00 – 10:30 
開会挨拶
  • Ms. Rika FUKUDA, Chair, JEITA CSR Committee
  • Ms. Stephanie VENUTI, Policy Advisor, Responsible Business Conduct Unit, OECD
10:30 – 11:00 
責任ある企業行動への期待

OECD多国籍企業行動指針、国連 ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)、ILO条約などの主要な国際文書と責任ある企業行動への期待を説明します。 責任ある企業行動に関する義務と期待、これらの文書がどのように整合し、相互作用するのか、また、企業が責任ある行動によってどのように持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できるのかを紹介します。

  • Ms. Stephanie VENUTI, Policy Advisor, Responsible Business Conduct Unit, OECD
  • Mr. Ryusuke TANAKA, Programme Officer, ILO Office for Japan
  • Investor (tbc)
11:00 – 11:15 
休憩
11:15 – 11:50 
日本語版OECD責任ある企業行動のためのデューデリジェンスガイダンスの発表

デューデリジェンス基準の策定におけるOECDの役割を紹介すると共に、OECD責任ある企業行動のためのデューデリジェンスガイダンスの日本語版を発表します。日本企業の課題と、デューデリジェンスを通じて日本企業が責任ある企業行動の期待を実現するのを支援するガイダンスの役割について説明します。

  • Ms. Stephanie VENUTI, Policy Advisor, Responsible Business Conduct Unit, OECD
  • Ms. Miwa YAMADA, Institute of Developing Economies, IDE-JETRO
11:50 – 12:15 
OECD各国連絡窓口(National Contact Point)の役割

責任ある企業行動とOECDデューデリジェンスガイダンスの推進、苦情処理メカニズム、ステークホルダーとの関係構築、ステークホルダーからの期待への対応など日本の連絡窓口(National Contact Point)の役割を紹介します。

  • Mr. Kenichi MASAMOTO, Director and National Contact Point Japan, Ministry of Foreign Affairs, MOFA Japan
  • Ms. Stephanie VENUTI, Policy Advisor, Responsible Business Conduct Unit, OECD

12:15 – 13:30 
ネットワーキングランチ hosted by JEITA

【責任ある企業行動のためのOECDデューデリジェンスガイダンスのトレーニング】



13:30 – 14:15 
日本のエレクトロニクスサプライチェーンにおける主なリスク

上流から下流まで世界のサプライチェーン全体におけるリスク、また(日本の)エレクトロニクス分野における主なサプライチェーンリスクの概要を紹介します。

  • Ms. Michiko ARIKAWA, Leader, JEITA Responsible Supply Chain WG
  • Mr. Ryusuke TANAKA, Programme Officer, ILO Office for Japan
  • Mr. Masaki WADA, Director, The Global Alliance for Sustainable Supply Chain
14:15 – 15:15 
責任ある企業行動のためのコアプロセス

OECD責任ある企業行動のためのデューデリジェンスガイダンスで述べられているコアプロセスを紹介します。コアプロセス:方針とマネジメントシステム、リスクの特定と優先順位付け、ステークホルダーとのエンゲージメントをデューデリジェンスに融合させることに焦点を当てます。

  • Ms. Shivani KANNABHIRAN, Policy Advisor, Responsible Business Conduct, OECD
15:15 – 15:30 
休憩
15:30 – 16:15 
産業界の取り組み

責任ある企業行動の実現のためにOECDが産業界と協力しどのように支援しているかを紹介し、日本における責任ある企業行動の実現に向けた産業界の展望を議論します。

  • Ms. Shivani KANNABHIRAN, Policy Advisor, Responsible Business Conduct, OECD
  • Guest speaker from Industry Associations (tbc)
  • Guest speaker from Industry Associations (tbc)
16:15 – 17:15 
ワークショップ

セミナー参加者が少人数グループに分かれ、グループディスカッションを通じて責任ある企業行動のためのOECDデューデリジェンスガイダンスの実践を学ぶワークショップです。エレクトロニクス分野のシナリオを用いてリスクや責任ある企業行動について考えます。

※グループディスカッションは日本語で実施します。

17:15 – 18:00 
ワークショップまとめ

このセッションでは、提供されたシナリオを通じて各グループがワークショップで議論した経験をシェアし意見交換します。

18:00 – 18:10 
閉会挨拶と今後
  • Mr. Tsuyoshi NARUOKA, Vice Chair, JEITA CSR Committee
  • Ms. Stephanie VENUTI, Policy Advisor, Responsible Business Conduct Unit, OECD

<イベント開催の背景>

本セミナーは参加者にとって、責任ある企業行動に関連する国際的な期待、グローバルサプライチェーンにおける人権・労働および環境問題へどのように取り組むかを深く理解する機会になるでしょう。

OECDは、責任ある企業行動およびサプライチェーンデューデリジェンスの勧告をリードする組織で、OECDが発行する多国籍企業行動指針は、責任ある企業行動に関する最も包括的な勧告です。国連「ビジネスと人権に関する指導原則」やILO「多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言」などの主要な国際文書にも整合しています。

OECD責任ある企業行動のためのデューデリジェンスガイダンスは、企業がこれらの国際文書および期待に沿ったデューデリジェンスを理解し、実行するのに役立ちます。 このガイダンスは、過去10年間、産業界、政府、労働者、市民社会組織らと協力し、鉱物、採取、農業、衣料品、靴、金融など、サプライチェーンにおける分野別デューデリジェンスに関するOECDの専門知識に基づいて策定されました。

OECD多国籍企業行動指針の参加国は、RBC連絡窓口(National Contact Point:NCP)の設置が義務付けられています。NCPは多国籍企業行動指針の推進、責任ある企業行動の実現のための支援、行動指針に遵守していない場合の解決や調停のための苦情処理プラットフォーム(いわゆる「問題提起」)を提供しています。日本NCPは、外務省・厚生労働省・経済産業省の三者で構成します。

このセミナーは、EUの資金援助を受け、アジアにおける責任あるサプライチェーン推進に関するEU-ILO-OECDイニシアチブの下でOECDが日本と協力し開催されています。

EU

本件の問い合わせ先
 JEITA 企画管理部(山崎・箱崎) TEL:03-5218-1052