シャープの水嶋でございます。山本会長の後を受け、これから1年間、JEITAの会長を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず何をおきましても、山本会長の1年間のJEITA会長としてのご尽力に、心より感謝申し上げます。税制面では、国会議員の先生方や政府をはじめ様々な関係機関へ精力的に働きかけていただき、法人実効税率の引き下げ、研究開発税制の恒久措置の維持など、当業界の競争力強化に繋がる成果を挙げていただきました。
また会員企業の地域におけるIT・エレクトロニクスを活用した先進的事例を紹介した「地域活性化百選」は各方面から大変好評で、地域の自治体などから会員企業へ多数の問い合わせもあると伺っています。会員を代表し、あらためて山本会長のご尽力に感謝の意を表したいと思います。
今年は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての動きが本格化する年になると予感しています。同時に、世界で大きく注目されているIoTの動きがより加速する一年になると考えています。IoT、M 2M、クラウドコンピューティングなど全てを包含する概念としてサイバーフィジカルシステム(CPS)がありますが、JEITAでは今年度CPS推進を大きな柱として打ち立て、この4月には、CPS社会実装検討TF設置を決定しました。政府や大学、関係機関・団体と連携しながら、課題対応や提言等を積極的に行い、業界としてこの大きなうねりをリードし広げていくスタートの年にしたいと思います。
JEITA会長としてこれからの1年間、あらゆる分野のプラットフォームとなるIT・エレクトロニクス業界の発展のために、精一杯努力してまいります。会員の皆様には、従来同様のお力添えをお願いいたします。簡単ではございますが、会長就任のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。