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映像監視カメラ用レンズ技術革新の解説書

A4判 18頁(2015年2月発行)
頒価会員2,530円 会員外5,060円
インダストリ・システム部

【内容紹介】
ネットワークカメラはデジタル技術、システム構築のノウハウ、ネットワークのインフラ整備等が必要であったため、欧米市場を中心に普及が進んだ。しかし、2010年頃から中国政府がネットワークカメラを積極導入したことにより、急速に中国市場が拡大し、現在、米国に次ぐ大きな市場となっている。それに伴い、2013年から2017年への世界市場の伸びは約2倍と予想されている。
一方、日本市場では、ネットワークカメラのコストダウンが進んだ結果、アナログカメラの価格優位性が薄れ、より高機能なネットワークカメラが選ばれるようになった。価格の低廉化に加えて、映像の「高精細化」と映像監視システムの「大規模化、ICT化」に対するニーズが高まっていることもデジタルへの移行を促す要因となっている。
解像度は、1.3メガピクセルからフルハイビジョン(注1)(1920画素×1080画素(2メガピクセル))が主流になりつつあり、さらに水平画素数がフルハイビジョンの2倍の4Kカメラ(3840画素×2160画素(8メガピクセル))も登場してきた。そして、これらカメラの高解像度化に合わせて、レンズに関しても高解像度化、高精細化の技術革新が進められた。
本技術解説書は、高解像度のネットワークカメラを設計するカメラ技術者の方々のため、レンズ技術革新の要素技術をわかり易くまとめたものである。
(注1:「ハイビジョン」は、一般財団法人NHKエンジニアリングサービスの登録商標である。)
【参考文献】
1)JEITA「メガピクセルカメラ用レンズの使用手引き 改訂版」
2) 経済産業省特許公報 特許第5069874 号
3) 経済産業省特許公報 特開2012-210699
【目次】
1.HD 用非球面の低融点ガラス
2.IR 対応用異常低分散ガラス
3.小型ズーム用高屈折率ガラス
4.HD 用レンズの調芯工程
5.フォーカスリング・ズームリングの電動化
6.難加工硝材でのELID 研削法

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