本文へジャンプ
検索エンジンご利用にあたって
HOME > TOPICS > 2001年 > 半導体グループが半導体中古設備の有効利用と中古市場の活性化を目指してWebを開設
プレスリリース

半導体グループが半導体中古設備の有効利用と中古市場の活性化を目指してWebを開設
(2001年9月18日)
(社)電子情報技術産業協会


    Web概要(社)電子情報技術産業協会(会長=森下洋一・松下電器産業代表取締役会長)の「半導体産業問題専門委員会」(委員長=鈴木保雄・富士通電子デバイス事業本部商品開発推進部部長)では、半導体中古設備の有効利用を図るため、昨年11月に「中古設備情報交換小委員会」(主査=飯塚修一・日本電気NECエレクトロンデバイス海外事業支援部エグゼクティブエキスパート)を設立し、検討を重ねてきましたが、半導体中古設備を有効に利用するためには、情報システムを構築し、より質の高い情報を迅速に入手する必要があるため、このほどWebを開設、本日より利用者の登録を開始致しました。

    日本の半導体業界は、市場における価格競争の激化、設備投資の巨額化、製品ライフサイクルの短期化に直面して、極めて厳しい経営環境に置かれています。これらの問題に対応するためには、変化の激しい市場ニーズを的確に把握しつつ、製造ラインの変更をタイムリーに実現する必要があります。このために、質の良い、即戦力になりうる中古設備の有効活用が不可欠になっています。

    半導体中古市場の活性化は半導体設備のリサイクルを促し、環境問題にも寄与するものです。また、大学、研究機関にもWebを広くご利用いただくことにより、半導体の技術者育成、研究開発の促進に繋がっていくことが期待されます。

    半導体中古設備市場は、世界的には3,000億円程度の規模と推定され、この内、日本の市場は200億円〜300億円と見られます。この中にあって米国ではSEMATECHの発意に基づき、「Surplus Equipment Consortium Network (SEC/N)」が立ち上げられ、半導体中古設備のデータを交換する場を提供すると共にコンタミネーション(中古設備内の残存薬液の処理)の問題等の共通問題に取り組んでおり、日本でも同様の取り組みをしていく予定です。


以上
 
ページ上端へ