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統計資料
9月の動向に関するコメント


9月概況

グラフ民生用電子機器の9月出荷金額は映像機器とカーAVC機器が牽引して2,006億円、前年比107.6%と伸長し、10ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、DVD録再機が伸長して1,295億円、前年比105.8%と15ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、151億円、同84.0%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムとカーカラーテレビが好調で、561億円、同121.6%と、4ヶ月連続のプラスになった。




 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は685千台、前年比92.8%であった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約6割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては4ヶ月ぶりの前年割れとなった。構成比は、CRTが63.7%、液晶が32.4%、PDPが3.9%であった。

  • 液晶カラーテレビは222千台、前年比159.0%となった。10型以上では191千台、同169.0%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは27千台、前年比103.5%と16ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付は25千台と、92%に搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは28ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比79.2%、ワイドテレビが同54.8%であった。BSデジタルCRTテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは25千台、同72.4%と2ヶ月ぶりのマイナスであった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、9月末でBSデジタルCRTテレビが1,547千台、BSデジタルPDPテレビが584千台、BSデジタルチューナは902千台で、計3,033千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、9月実績が77千台で、累計は770千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,804千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは544千台、前年比126.3%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機は、295千台、同186.6%と大きな伸びを示している。
    録再機がDVDビデオの54%に達している。録再機の82%を占めるHDD内蔵は前年比で239.9%であった。
    再生機は前年比91.3%と5ヶ月ぶりのマイナスとなった。再生機の43%がVTR一体型である。

  • VTRは150千台、前年比63.3%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると259千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、238千台、前年比87.6%と6ヶ月連続のマイナスであった。

  • ステレオセットは、152千台、前年比82.9%と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。ステレオセットMD付も前年比83.9%と2ヶ月ぶりのマイナスであった。

  • ポータブルMDプレーヤは197千台、前年比102.1%と7ヶ月ぶりのプラスであった。ポータブルCDプレーヤは98千台、前年比81.2%で3ヶ月連続のマイナスであり、ヘッドホンステレオも同60.2%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーMDが同101.1%と6ヶ月ぶりのプラスだったが、カーCDプレーヤが前年比99.0%、カーラジオが同80.5%と6ヶ月連続でマイナスとなった。カーステレオも同83.7%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは106千台、前年比116.2%と9ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションは303千台、同136.0%で1999年11月以降プラスが続いている。ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが69%、HDDタイプが28%である。

 
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