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統計資料
7月の動向に関するコメント


7月概況

グラフ 民生用電子機器の7月出荷金額は映像機器とカーAVC機器が牽引して2,172億円、前年比126.9%と6月に続いて20%台の大幅な伸びを示し、8ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、アテネオリンピックを目前に控え液晶カラーテレビ、PDP、DVD録再機が大きく伸長して1,412億円、前年比145.3%と13ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、157億円、同82.9%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムとカーカラーテレビが好調で、603億円、同109.7%と、2ヶ月連続のプラスになった。




 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は730千台、前年比101.0%と2ヶ月連続のプラスとなった。CRTカラーテレビは同79.9%と引き続き減少傾向であったが、液晶テレビとPDPがアテネオリンピックの影響で、CRTカラーテレビの減少を補う伸びを示した。構成比は、CRTが64.4%、液晶が31.0%、PDPが4.7%であった。

  • 液晶カラーテレビは226千台、前年比189.2%となった。10型以上では208千台、同215.2%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは34千台、前年比219.1%と高い伸びを示し、14ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付は32千台と、93%に搭載されている。。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは26ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比81.2%、ワイドテレビが同63.0%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは32千台、同95.4%と2ヶ月連続のマイナスであった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、7月末でBSデジタル CRTテレビが1,489千台、BSデジタルPDPテレビが541千台、BSデジタルチューナは902千台で、計2,932千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、7月実績が87千台で、累計は621千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,553千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは704千台、前年比182.6%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機がアテネオリンピックの影響で、425千台、同350.8%と大幅な伸びを示した。
    録再機はDVDビデオに占める割合が60%に達した。録再機の77%を占めるHDD内蔵は前年比451.2%と2ヶ月連続で400%超の伸び率となった。
    再生機も前年比105.4%と3ヶ月連続で増加した。再生機の43%がVTR一体型である。

  • VTRは143千台、前年比59.3%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると264千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、129千台、前年比96.5%と4ヶ月連続のマイナスであった。

  • ステレオセットは、145千台、前年比78.2%と3ヶ月連続のマイナスとなった。ステレオセットMD付も前年比84.0%と3ヶ月連続のマイナスであった。

  • ポータブルCDプレーヤは119千台、前年比84.3%で2ヶ月ぶりのマイナスであった。ポータブルMDプレーヤは、203千台、前年比93.6%と5ヶ月連続でマイナスであり、ヘッドホンステレオも同66.6%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが前年比94.7%、カーMDが同86.3%、カーラジオが同75.3%と4ヶ月連続でマイナスとなった。カーステレオも同83.5%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは102千台、前年比115.2%と7ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションは317千台、同106.7%で1999年11月以降プラスが続いている。ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが68%、HDDタイプが29%である。
 
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