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統計資料
5月の動向に関するコメント


 5月概況

グラフ 民生用電子機器の5月出荷金額は1,522億円、前年比103.6%と6ヶ月連続でプラスになった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、PDP、DVDが好調に推移して919億円、前年比111.6%と11ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、141億円、同81.7%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムは比較的好調だったが、全体では、463億円、同97.9%と、6ヶ月ぶりのマイナスになった。


 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は546千台、前年比95.2%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約6割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来18ヶ月連続の前年割れとなった。構成比は、CRTが64.9%、液晶が30.5%、PDPが4.6%であった。

  • 液晶カラーテレビは167千台、前年比153.3%となった。10型以上では152千台、同166.2%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは25千台、前年比177.5%と高い伸びを示し、12ヶ月連続でプラスとなった。その内86%の21千台にBSデジタルチューナが搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは24ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比80.0%、ワイドテレビが同58.5%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは25千台、同102.4%と4ヶ月ぶりにプラスとなった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、5月末でBSデジタル CRTテレビが1,423千台、BSデジタルPDPテレビが476千台、BSデジタルチューナは902千台で、計2,801千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、5月実績が51千台で、累計は460千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,261千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは433千台、前年比139.1%と、公表を始めた1999年1月以来プラスが続いている。録再機は前年比195.5%と依然好調に推移している。DVDビデオの46%を録再機が占め、そのうちの約7割にHDDが搭載されている。再生機は前年比111.6%と4ヶ月ぶりに増加した。そのうちの約4割がVTR一体型である。

  • VTRは129千台、前年比71.1%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると227千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、86千台、前年比66.4%と2ヶ月連続のマイナスになった。

  • ステレオセットは、145千台、前年比84.5%と2ヶ月ぶりにマイナスとなった。ステレオセットMD付も前年比89.8%と2ヶ月ぶりのマイナスであった。

  • ポータブルMDプレーヤは、176千台、前年比87.8%と3ヶ月連続でマイナスになった。ポータブルCDプレーヤは同80.1%、ヘッドホンステレオは同68.4%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが86.2%、カーMDが同68.6%、カーラジオが同84.5%と2ヶ月連続でマイナスとなった。カーステレオも同78.6%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは85千台、前年比105.2%と5ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションは266千台、同117.1%で1999年11月以降プラスが続いている。DVD−ROMタイプが構成比の75%を占めている。HDDタイプは前年比106.6%と堅調に推移した。
 
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