中文ENGLISH中文    会員サイトへ アクセス
検索エンジンご利用にあたって
統計資料
4月の動向に関するコメント


 4月概況

グラフ 民生用電子機器の4月出荷金額は1,721億円、前年比106.6%と5ヶ月連続でプラスになった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、PDP、DVDが好調に推移して1,009億円、前年比103.3%と10ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、185億円、同91.7%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、526億円、同121.0%と、5ヶ月連続のプラスになった。


 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は673千台、前年比91.6%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約7割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来17ヶ月連続の前年割れとなった。構成比は、CRTが71.2%、液晶が25.7%、PDPが3.1%であった。

  • 液晶カラーテレビは173千台、前年比159.4%となった。10型以上では156千台、同191.8%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは21千台、前年比129.7%と堅調に推移し、11ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナは89%(19千台)に搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは23ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比81.2%、ワイドテレビが同60.8%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは21千台、同69.1%と3ヶ月連続でマイナスとなった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、4月末でBSデジタル CRTテレビが1,396千台、BSデジタルPDPテレビが455千台、BSデジタルチューナは902千台で、計2,753千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、4月実績が45千台で、累計は410千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,162千台となる。なお、4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている。

  • DVDビデオは451千台、前年比120.1%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。録再機は前年比178.4%と依然好調に推移している。DVDビデオの52%を録再機が占め、そのうちの約7割にHDDが搭載されている。再生機は前年比89.1%と3ヶ月連続で減少した。そのうちの約4割がVTR一体型である。

  • VTRは168千台、前年比63.0%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると263千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、123千台、前年比77.4%と前月から一転して4ヶ月ぶりのマイナスになった。

  • ステレオセットは、232千台、前年比110.6%と4ヶ月ぶりにプラスとなった。ステレオセットMD付も前年比111.6%と4ヶ月ぶりのプラスであった。

  • ポータブルMDプレーヤは、208千台、前年比89.5%と2ヶ月連続のマイナスとなった。ポータブルCDプレーヤは同86.4%、ヘッドホンステレオは同56.0%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが98.0%、カーMDが同76.3%、カーラジオが同93.8%と前月から一転してマイナスとなった。カーステレオも同87.0%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは94千台、前年比136.6%と4ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションは294千台、同144.7%で1999年11月以降プラスが続いている。DVD-ROMタイプが構成比の68%を占めている。HDDタイプは前年比388.9%と高い伸びを示している。
 
ページ上端へ

Copyright ©2016 JEITA All Rights Reserved.