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> 統計資料 > 民生用電子機器国内出荷統計
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2月の動向に関するコメント
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 2月概況
民生用電子機器の2月出荷金額は1,568億円、前年比103.7%と3ヶ月連続でプラスになった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、PDP、DVDが好調に推移して886億円、前年比106.3%と8ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、173億円、同84.2%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、509億円、同107.4%、3ヶ月連続のプラスとなった。
 主要製品別動向
- カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は594千台、前年比87.3%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約8割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来15ヶ月連続の前年割れとなった。構成比は、CRTが75.1%、液晶が21.9%、PDPが2.9%であった。
- 液晶カラーテレビは130千台、前年比162.4%で、10型以上の実績も113千台、同181.1%と高い伸びを示している。
- PDPは17千台、前年比145.1%と堅調に推移し、9ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナの搭載率は88%になっている。
- 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは21ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比76.5%、ワイドテレビが同65.9%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは23千台、同85.1%と2ヶ月ぶりにマイナスに転じた。
- BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、2月末でBSデジタルCRTテレビが1,346千台、BSデジタルPDPテレビが415千台、BSデジタルチューナは891千台で、計2,652千台となった。これにBSデジタル液晶カラーテレビの累計出荷台数234千台(2003年4-12月実績)を加えると、累計出荷台数は2,887千台となる。
- DVDビデオは359千台、前年比107.3%と、数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。録再機は前年比190.5%と依然好調に推移している。DVDビデオの43%を録再機が占め、そのうちの約7割にHDDが搭載されている。再生機は前年比80.7%まで減少した。そのうちの約5割がVTR一体型である。
- VTRは161千台、前年比58.5%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると258千台となる。
- ビデオ一体型カメラは、136千台、前年比114.2%と高い伸びを示し、2ヶ月連続でプラスになった。ほぼ全てがデジタルビデオカメラである。
- ステレオセットは、182千台、前年比91.4%と2ヶ月連続で前年を下回った。その中のMD付も前年比89.2%と2ヶ月連続でマイナスであった。
- ポータブルMDプレーヤは、267千台、前年比101.4%と3ヶ月連続でプラスになった。ポータブルCDプレーヤは同70.0%、ヘッドホンステレオは同62.9%と引き続き前年実績を割り込んでいる。
- カーオーディオは、カーCDプレーヤが96.1%、カーステレオが同80.3%、カーMDが同84.2%、カーラジオが同90.9%と全品目がマイナスであった。
- カーカラーテレビは96千台、前年比106.0%で2ヶ月連続でプラスとなった。カーナビゲーションは268千台、同118.2%で1999年11月以降プラスが続いている。DVD-ROMタイプが構成比の75%を占めている。HDDタイプは前年比320.0%と高い伸びを示している。
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