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> 統計資料 > 民生用電子機器国内出荷統計 > 2004年 > 動向に関するコメント
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1月の動向に関するコメント
1月概況
民生用電子機器の1月出荷金額は1,230億円、前年比104.5%と2ヶ月連続でプラスになった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、PDP、DVDが好調に推移して683億円、前年比103.7%と7ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、147億円、同87.6%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、400億円、同114.2%、2ヶ月連続のプラスとなった。
主要製品別動向
- カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は548千台、前年比93.9%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約8割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来14ヶ月連続の前年割れとなった。構成比は、CRTが78.6%、液晶が19.4%、PDPが2.0%であった。
- 液晶カラーテレビは106千台、前年比154.1%で、10型以上の実績も83千台、同197.0%と高い伸びを示している。
- PDPは11千台、前年比137.0%と堅調に推移し、8ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナの搭載率は87%になっている。
- 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは20ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比86.0%、ワイドテレビが同68.1%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは20千台、同105.7%と5ヶ月ぶりにプラスに転じた。
- BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、1月末でBSデジタルCRTテレビが1,322千台、BSデジタルPDPテレビが400千台、BSデジタルチューナは887千台で、計2,610千台となった。これにBSデジタル液晶カラーテレビの累計出荷台数234千台(4-12月実績)を加えると、累計出荷台数は2,844千台となる。
- DVDビデオは321千台、前年比121.2%、と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。録再機は前年比176.0%と依然好調に推移している。DVDビデオの37%を録再機が占め、そのうちの約7割にHDDが搭載されている。再生機は前年比102.4%とほほ横ばいで推移している。そのうちの約5割がVTR一体型である。
- VTRは149千台、前年比66.5%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると247千台となる。
- ビデオ一体型カメラは、59千台、前年比142.6%と高い伸びを示し、3ヶ月ぶりでプラスに転じた。ほぼ全てがデジタルビデオカメラである。
- ステレオセットは、166千台、前年比94.7%と3ヶ月ぶりに前年を下回った。その中でMD付は前年比96.4%と2ヶ月ぶりに前年を下回った。
- ポータブルMDプレーヤは、179千台、前年比106.0%と2ヶ月連続でプラスになった。ポータブルCDプレーヤは同63.8%、ヘッドホンステレオは同59.7%と引き続き前年実績を割り込んでいる。
- カーオーディオは、カーCDプレーヤが93.1%、カーステレオが同69.6%、とマイナスだったが、カーMDが同116.1%と5ヶ月ぶり、カーラジオが同101.3%と7ヶ月ぶりにプラスに転じた。
- カーカラーテレビは85千台、前年比105.7%で3ヶ月ぶりにプラスとなった。カーナビゲーションは199千台、同136.0%で1999年11月以降プラスが続いている。DVD−ROMタイプが構成比の77%を占めている。HDDタイプは前年比338.4%と高い伸びを示している。
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