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統計資料
11月の動向に関するコメント


11月概況

グラフ 民生用電子機器の11月出荷金額は2,018億円、前年比99.6%と6ヶ月ぶりにマイナスであった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、1,292億円、前年比102.5%で5ヶ月連続のプラスとなった。中でも、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引する商品の不在により、216億円、同85.0%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調だったものの、全体では509億円、同99.9%で15ヶ月ぶりのマイナスとなった。

主要製品別動向
  • 11月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は767千台、前年比81.8%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約7割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来12ヶ月連続の前年割れとなった。11月の構成比(台数ベース)は、CRTが73.4%、液晶が22.7%、PDPが3.9%となっている。
  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは18ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比70.3%、ワイドテレビが同64.6%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは40千台、同79.0%であった。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、11月末でBSデジタルテレビ(CRT)が1,236千台、BSデジタルチューナは860千台で、計2,097千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDP累計出荷台数354千台、BSデジタルチューナ付液晶カラーテレビの累計出荷台数89千台(4-9月実績)を加えると、累計普及台数は2,539千台となる。
  • 液晶カラーテレビは174千台、前年比160.7%であった。10型以上は146千台、前年比180.9%と大幅成長が続いている。
  • PDPは30千台、前年比106.6%と堅調に推移し、6ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付PDPの累計出荷台数は、354千台となった。
  • VTRは218千台、前年比54.0%であった。1月からの累計出荷台数は2,597千台で、DVDビデオとの差が1,538千台となっている。
  • DVDビデオは536千台、前年比141.3%と、数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要も依然好調に推移している。録再機は251千台、297.7%、DVDビデオの構成比の5割に近づいている。
  • ビデオ一体型カメラは、92千台、前年比96.3%と出荷台数では12ヶ月ぶりに前年を下回った。デジタルビデオカメラの構成比は、97.9%であった。
  • ステレオセットは、MD付が前年比98.0%と3ヶ月ぶりに前年を下回ったが、MDなしが伸長し、ステレオセット全体では221千台、前年比100.7%と4ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • ポータブルMDプレーヤは、314千台、前年比83.5%と前月から一転してマイナスとなった。ポータブルCDプレーヤは同88.3%と前月から下げ幅を縮小した。ヘッドホンステレオは同54.2%と引き続き前年を大きく割り込んでいる。
  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが91.3%、カーMDは同94.1%、カーステレオが同74.1%、カーラジオが同90.4%と軒並み前年を割り込んでいる。
    カーカラーテレビが92千台、前年比97.4%で3ヶ月ぶりにマイナスとなったが、カーナビゲーションは263千台、同104.9%で1999年11月以降プラスが続いている。
 
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