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統計資料
10月の動向に関するコメント


10月概況

グラフ 民生用電子機器の10月出荷金額は1,745億円、前年比105.4%と5ヶ月連続でプラスであった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、1,044億円、前年比105.6%で4ヶ月連続でプラスとなった。PDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、177億円、同88.6%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、524億円、同112.2%、14ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • 10月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は717千台、前年比91.8%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で約8割のCRTカラーテレビの減少が大きく、全体としては2002年12月以来11ヶ月連続の前年割れとなった。10月の構成比(台数ベース)は、CRTが77.5%、液晶が18.9%、PDPが3.5%である。
  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは17ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比82.8%、ワイドテレビが同70.4%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは33千台、同76.2%であった。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、10月末でBSデジタルテレビ(CRT)が1,194千台、BSデジタルチューナは 850千台で、計 2,044千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDP累計出荷台数327千台、BSデジタルチューナ付液晶カラーテレビの累計出荷台数89千台(4-9月実績)を加えると、累計普及台数は 2,459千台となる。
  • 液晶カラーテレビは136千台、前年比182.9%であった。10型以上は115千台、前年比233.7%と大幅成長が続いている。
  • PDPは25千台、前年比123.8%と堅調に推移し、5ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付PDPの累計出荷台数は、327千台となった。
  • VTRは233千台、前年比60.8%であった。1月からの累計出荷台数は2,379千台で、DVDビデオとの差が約1,221千台となっている。
  • DVDビデオは417千台、前年比135.8%と、数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要も依然好調に推移している。録再機は156千台、273.0%、DVDビデオの構成比の4割に近づいている。
  • ビデオ一体型カメラは、116千台、前年比101.2%とほぼ横ばいであったが、出荷台数では11ヶ月連続で前年を上回った。デジタルビデオカメラの構成比は、97.8%であった。
  • ステレオセットは、MD付が前年比102.8%と2ヶ月連続でプラスであったが、ステレオセット全体では172千台、前年比97.6%と3ヶ月連続で前年を下回った。
  • ポータブルMDプレーヤは、新製品投入の影響もあり、246千台、前年比137.8%と大幅にプラスに転じた。ポータブルCDプレーヤは同57.0%、ヘッドホンステレオは同58.7%と前年を大きく割り込んでいる。
  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが96.4%、カーMDは同87.8%、カーステレオが同68.2%、カーラジオが同91.8%と軒並み前年を割り込んだ。
  • カーカラーテレビが107千台、前年比117.2%で2ヶ月連続のプラス、カーナビゲーションは266千台、同123.6%で1999年11月以降プラスが続いている。
 
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