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統計資料
8月の動向に関するコメント


8月概況

グラフ 景気は、持ち直しに向けた動きがみられる。
所得がおおむね横ばいとなっていることに加え、株価の上昇などの要因から、消費者マインドがこのところ持ち直している。
このような状況の中で、民生用電子機器の8月出荷金額は1,392億円、前年比100.1%と3ヶ月連続でプラスであった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、892億円、前年比102.4%で2ヶ月連続でプラスとなった。PDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、143億円、同80.1%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、357億円、同104.8%、12ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • 8月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は626千台、前年比88.7%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で8割を超えるCRTカラーテレビの減少が大きく前年割れした。8月の構成比(台数ベース)は、CRTが80.5%、液晶が17.2%、PDPが2.3%である。
  • CRTカラーテレビは、液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、15ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比81.1%、ワイドテレビが同70.2%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは27千台、同111.2%であった。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、8月末でBSデジタルテレビ(CRT)が1,124千台、BSデジタルチューナは836千台で、計1,960千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDPを加えると、累計普及台数は2,240千台となる。
  • 液晶カラーテレビは108千台、前年比151.5%であった。10型以上は85千台、前年比196.1%と大幅成長が続いている。
  • PDPは14千台、前年比115.4%と堅調に推移し、3ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付PDPの累計出荷台数は、280千台となった。
  • VTRは214千台、前年比56.4%であった。1月からの累計出荷台数は191万台で、DVDビデオとの差が約84万台となっている。
  • DVDビデオは338千台、前年比140.3%と好調であった。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要も依然好調に推移している。録再機は106千台、298.5%、4月以降DVD全体の構成比3割を超えている。
  • ビデオ一体型カメラは、164千台、前年比108.3%と好調に推移しており、出荷台数では9ヶ月連続で前年を上回った。デジタルビデオカメラの構成比は、98.5%であった。
  • ステレオセットは、135千台、前年比83.6%と3ヶ月ぶりで前年を下回った。
  • ポータブルMDプレーヤは、182千台、前年比100.9%と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。
    ポータブルCDプレーヤは同71.0%、ヘッドホンステレオは同56.2%と前年を大きく割り込んでいる。
  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが93.1%、カーステレオが同72.9%、カーラジオが同74.6%とと前年を割り込んだが、カーMDは同113.2%と10ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • カーカラーテレビは前年比96.1%とマイナスであったが、カーナビゲーションは178千台、同125.0%と引き続き好調であった。
 
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