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統計資料
7月の動向に関するコメント


7月概況

グラフ 景気は、おおむね横ばいとなっている。株価やアメリカ経済の動向など、我が国の景気を巡る環境に変化の兆しがみられる。個人消費は、おおむね横ばいで推移している。この背景としては、所得がおおむね横ばいとなっていることに加え、低水準ではあるものの、消費者マインドがこのところやや持ち直していることが挙げられる。
このような状況の中で、民生用電子機器の7月出荷金額は1,711億円、前年比102.8%と2ヶ月連続でプラスであった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、972億円、前年比103.3%で3ヶ月ぶりにプラスとなった。PDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、190億円、同89.2%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、549億円、同107.7%、11ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • 7月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は723千台、前年比95.5%となった。液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっているが、構成比で8割を超えるCRTカラーテレビの減少が大きく、カラーテレビ全体が前年割れした。7月の構成比(台数ベース)は、CRTが81.3%、液晶が16.5%、PDPが2.2%である。
  • CRTカラーテレビは、液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、14ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比88.0%、ワイドテレビが同78.9%であった。但し、BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは33千台、同120.1%であった。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、7月末でBSデジタルテレビ(CRT)が1,095千台、BSデジタルチューナは832千台で、計1,927千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDPを加えると、累計普及台数は2,196千台となった。
  • 液晶カラーテレビは119千台、前年比157.5%、うち10型以上のラインナップが充実し、97千台、前年比204.3%と大幅成長が続いている。
  • PDPは16千台、前年比107.3%と堅調に推移し、2ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付PDPの累計出荷台数は、269千台となった。
  • VTRは240千台、前年比67.0%であった。1月からの累計では、VTRとDVDビデオとの差は約72万台となっている。
  • DVDビデオは386千台、前年比120.3%と好調であった。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要も依然好調に推移している。録再機は121千台、268.0%、4月以降DVD全体の構成比3割を超えている。
  • ビデオ一体型カメラは、134千台、前年比112.8%と高い伸びが続いており、出荷台数では8ヶ月連続で前年を上回った。デジタルビデオカメラの構成比は、98.0%であった。
  • ステレオセットは、185千台、前年比104.6%と2ヶ月連続で前年を上回り、MD付きを中心に持ち直してきた。
  • ポ-タブルMDプレーヤは、217千台、前年比94.6%と3ヶ月ぶりにマイナスに転じた。ポータブルCDプレーヤは同95.4%とマイナス幅が縮小したが、ヘッドホンステレオは同55.8%と前年を大きく割り込む状況が続いている。
  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが98.6%、カーステレオは同70.2%、カーMDが同96.5%、カーラジオが同95.6%と厳しい状況にある。
  • カーカラーテレビは前年比96.6%とマイナスであったが、カーナビゲーションは297千台、同131.8%と引き続き好調であった。
 
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