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統計資料
4月の動向に関するコメント


4月概況

グラフ 景気は、おおむね横ばいとなっているが、引き続き不透明感がみられる。個人消費は、おおむね横ばいで推移しており、家計を取り巻く環境が厳しい一方で、消費者マインドは、低水準ながら、悪化傾向に歯止めがかかりつつある。
民生用電子機器の4月出荷金額は1,614億円、前年比106.8%で10ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、977億円、前年比112.2%で13ヶ月連続のプラス、また2ヶ月連続の二桁増となった。PDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移、引き続きBSデジタル関連機器も普及拡大している。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、202億円、同87.3%、と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーCDプレーヤ、カーカラーテレビは前年割れしたものの、カーナビゲーションシステムは好調で、435億円、同106.2%、8ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)の4月は、734千台、前年比97.7%となった。液晶カラーテレビとPDPの伸びがCRTの減少をカバーできず、前年割れが5ヶ月続いている。なお、4月の各構成比は、液晶が14.8%(台数)、25.8%(金額)、PDPが2.2%(台数)、19.8%(金額)となっている。
  • CRTカラーテレビは、液晶カラーテレビとPDPへ需要がシフトしており、11ヶ月連続で前年を下回る結果となった。構成比で約8割を占める標準(4:3)型は同91.1%、ワイドテレビが83.0%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは31千台、同97.5%であった。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、4月末でBSデジタルテレビ(CRT)が994千台、BSデジタルチューナが801千台の計1,794千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDPを加えると、累計普及台数は2,025千台で、200万台を超えた。
  • 液晶カラーテレビは109千台、前年比161.2%、うち10型以上が81千台、前年比210.7%と大幅成長が続いている。30型以上の大型機のラインナップも拡充し、PDPとともに大型テレビの主流を占めつつある。
  • PDPは、4月では16千台、前年比145.5%と引き続き堅調に推移した。BSデジタルチューナ付PDPの累計出荷台数は、230千台となった。
  • VTRは267千台、前年比71.7%と5ヶ月連続で出荷台数がDVDビデオを下回った。1月〜4月の累計では、VTRとDVDビデオとの差は30万台を超えた。
  • DVDビデオは375千台、前年比202.9%と好調であった。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要が急拡大している。録再機は130千台、359.0%、DVD全体に占める構成比は初めて30%を超えた。
  • ビデオ一体型カメラは、前月に続いて新製品効果により、159千台、前年比151.9%と高い伸びとなり、出荷台数では5ヶ月連続で前年を上回った。デジタルビデオカメラの構成比は、98.2%であった。
  • ステレオセットは、210千台、前年比102.9%と3月に続き2ヶ月連続プラスとなった。DVD付システムも徐々に立ち上がりつつあり、下げ止まり傾向が見られる。
  • ポ-タブルMDプレーヤは、録再タイプが堅調ながらも、99.4%と微減になったほか、ポータブルCDプレーヤ同73.6%、ヘッドホンステレオ同76.7%と前年を大きく割り込んでいる。
  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが1月からの累計では前年比プラスを維持しているものの、4月単月では前年比93.9%と2ヶ月連続で前年割れとなっている。また、カーステレオは同72.1%、カーMDが同94.7%、カーラジオが同88.1%と厳しい状況にある。
  • カーナビゲーションは、203千台、前年比126.2%と引き続きDVD-ROMタイプを中心に好調であった。カーカラーテレビは4月が69千台、同95.5%と、昨年2月以来の前年割れとなった。
 
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