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統計資料
2月の動向に関するコメント


2月概況

グラフ 景気は、おおむね横ばいとなっているが、イラク情勢等から不透明感が増している。個人消費は、昨年初以降、おおむね横ばいで推移するなかで、足元弱い動きがみられる。
民生用電子機器の2月出荷金額は1,513億円、前年比103.8%で8ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、今年に入り伸び率は低下したもののPDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。また引き続きBSデジタル関連機器も普及拡大し、2月までの累計普及台数は1,903千台となった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、同86.1%、と厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステム、カーカラーテレビ、カーCDプレーヤが好調で同116.1%、6ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • CRTカラーテレビは、液晶カラーテレビとPDPに需要がシフトしており、9ヶ月連続で前年を下回る結果となった。構成比で約85%を占める標準(4:3)型は前年比92.7%、ワイドテレビが86.6%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは26千台、同102.0%と伸長している。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、2月末でBSデジタルテレビ(CRT)が929千台、BSデジタルチューナが773千台の計1,702千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDPを加えると、累計普及台数は1,903千台となる。
  • 液晶カラーテレビは80千台、前年比117.5%と、2000年11月以降28ヶ月連続で前年比を上回った。うち、10型以上のものが62千台、同151.4%と約8割を占めている。
  • PDPは12千台、前年比152.3%と引き続き伸長を示した。うちBSデジタルチューナ付が9千台と約8割を占める。
  • VTRは275千台、前年比69.0%と3ヶ月連続で出荷台数がDVDビデオを下回った。
  • DVDビデオは335千台、前年比191.8%と好調であった。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要が急拡大し、DVD全体の伸びに大きく寄与した。録再機は81千台、同637.2%でDVD全体の約1/4を占めた。
  • ビデオ一体型カメラは120千台、前年比104.5%となり、出荷台数では2ヶ月連続で前年を上回った。しかし金額ベースでは、低価格帯商品増加の影響により2002年3月以降12ヶ月連続で前年を下回っている。デジタルビデオカメラの構成比は、95.9%であった。
  • ポータブルMDは、264千台、同120.3%と4ヶ月ぶりに増加となったが、ステレオセットは、199千台、前年比97.0%と4ヶ月連続の前年割れ、ポータブルCDは、165千台、同74.3%と4ヶ月連続の前年割れとなるなど、オーディオ機器は依然厳しい状況が続いている。
  • カーナビゲーションは市販ベースでも好調で、227千台、前年比147.7%と引き続き好調であった。ソース別ではDVD-ROMタイプが台数ベースでカ−ナビゲーション全体の約8割を占めた。カーカラーテレビも91千台、同119.5%と好調に伸長した。
  • カーオーディオ機器はカーステレオが前年比66.7%、カーMDは同70.9%、カーラジオが同91.0%と厳しい状況にあるが、カーオーディオ機器の多くを占めるカーCDプレーヤ(カーMDとの複合型含む)が同106.0%と好調であった。
 
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