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統計資料
1月の動向に関するコメント


1月概況

グラフ景気は、引き続き一部に持ち直しの動きがみられるものの、このところ弱含んでいる。個人消費は、収入面での弱い動きが続くなど、家計を取り巻く環境が厳しく推移する中で、需要側と販売側の動向を総合してみると、横這いで推移している。
民生用電子機器の1月出荷金額は1,177億円、前年比100.6%で7ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、伸び率は低下したもののPDP、液晶カラーテレビ、DVDが好調に推移した。また引き続きBSデジタル関連機器も普及拡大し、1月までの累計普及台数は1,854千台となった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、同81.1%、と厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステム、カーカラーテレビ、カーCDプレーヤが好調で同113.4%、5ヶ月連続のプラスとなった。

主要製品別動向
  • CRTカラーテレビは、液晶カラーテレビとPDPに需要がシフトしており、8ヶ月連続で前年を下回る結果となった。構成比で約8割を占める標準(4:3)型は前年比85.5%、ワイドテレビが同75.0%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは19千台、同112.1%と伸長している。
  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、1月末でBSデジタル テレビ(CRT)が901千台、BSデジタルチューナが761千台の計1,662千台となった。これにBSデジタルチューナ付のPDPを加えると、累計普及台数は1,854千台となる。
  • 液晶カラーテレビは69千台、前年比115.7%と、2000年11月以降27ヶ月連続で前年比を上回った。うち、10型以上のものが42千台、同149.2%と約6割を占めている。
  • PDPは8千台、前年比125.1%と引き続き伸長を示した。うちBSデジタルチューナ付が6千台と約8割を占める。
  • VTRは224千台、前年比57.5%と2ヶ月連続で出荷台数がDVDビデオを下回った。
  • DVDビデオは264千台、前年比187.6%と好調であった。VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引続き好調であることに加え、HDD搭載型DVD録再機の需要が急拡大し、DVD全体の伸びに大きく寄与した。録再機は68千台、同511.6%でDVD全体の約1/4を占めた。
  • ビデオ一体型カメラは41千台、前年比107.7%となり、出荷台数では2ヶ月連続で前年を上回った。しかし金額ベースでは、低価格帯商品増加の影響により2002年3月以降11ヶ月連続で前年を下回っている。デジタルビデオカメラは41千台で、構成比は98.4%である。
  • ステレオセットは、176千台、前年比92.8%と3ヶ月連続で前年割れ、ポータブルCDも、114千台、同93.9%と3ヶ月連続の前年割れ、ポータブルMDは、169千台、同89.1%と2ヶ月連続で前年割れとなるなど、オーディオ機器は依然厳しい状況が続いている。
  • カーナビゲーションはOEMが増加して、147千台、前年比142.5%と引き続き好調であった。ソース別ではDVD-ROMタイプが台数ベースでカ−ナビゲーション全体の約3/4を占めた。カーカラーテレビも80千台、同124.6%と好調に伸長した。
  • カーオーディオ機器はカーステレオが前年比81.4%、カーMDは同91.1%、カーラジオが同86.0%と厳しい状況にあるが、カーオーディオ機器の多くを占めるカーCDプレーヤ(カーMDとの複合型含む)が同111.6%と好調であった。
 
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