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1月の動向に関するコメント
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 1月概況
民生用電子機器の1月出荷金額は1,391億円、前年比113.1%と14ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、824億円、前年比120.7%.と19ヶ月連続のプラスとなった。液晶カラーテレビ、PDP、DVDが好調に推移し、3ヶ月連続で前年比120%を超えた。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、123億円、同83.7%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来、マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で全体を牽引し、443億円、同110.9%、8ヶ月連続のプラスとなった。
 主要製品別動向
- 1月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は564千台、前年比103.0%となった。CRTカラーテレビの減少は大きいが、液晶テレビ、PDPは前年を上回る実績となっており、全体としては4ヶ月連続のプラスになった。1月の構成比(台数ベース)は、CRTが65.1%、液晶が32.4%、PDPが2.5%となり、4ヶ月ぶりにCRTの構成比が6割を上回った。
- 液晶カラーテレビの約9割を占める10型以上が170千台、同203.4%と伸長している。10型以上のうち、大型の占める割合が高い16:9が73千台、同265.7%、更にその中の30型以上が41千台、同329.1%と、特に大型で高い伸びを示している。
- PDPは14千台、前年比125.1%で、20ヶ月連続でプラスとなった。型別の構成比は、37型以下が42%、38〜43型が42%、44型以上が16%を占めている。
- DVDビデオは440千台、前年比137.3%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機は、208千台、同174.7%、録再機の79%を占めるHDD内蔵型は、164千台、前年比193.7%、と大幅に伸長した。再生機は前年比115.3%と3ヶ月ぶりのプラスとなった。再生機の41%がVTR一体型である。
- ビデオ一体型カメラは、85千台、前年比144.8%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。
- ステレオセットは、134千台、前年比80.5%と5ヶ月連続のマイナスであった。
- ポータブルMDプレーヤは181千台、前年比101.3%と3ヶ月ぶりのプラスであったが、ポータブルCDプレーヤは50千台、前年比69.3%で7ヶ月連続、ヘッドホンステレオも同71.9%と引き続き前年実績を割り込んでいる。
- カーオーディオは、カーラジオが同83.7%と10ヶ月連続でマイナス、カーMDも同56.9%と4ヶ月連続でマイナス、カーステレオも同76.3%とマイナスであったが、出荷規模の大きいカーCDプレーヤが前年比104.1%で2ヶ月ぶりのプラスとなった。
- カーカラーテレビは104千台、前年比123.4%と3ヶ月連続のプラスとなった。カーDVDは17千台、161.4%と高い伸びを示した。カーナビゲーションは226千台、同113.4%で1999年11月以降プラスが続いている。ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが73%、HDDタイプ等が24%である。
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