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統計資料
11月の動向に関するコメント


11月概況

グラフ民生用電子機器の11月出荷金額は、映像機器とカーAVC機器が牽引して2,390億円、前年比118.4%と伸長し、12ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、PDP、DVD録再機が伸長して1,553億円、前年比120.2%と17ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、179億円、同82.7%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムとカーカラーテレビが好調で、657億円、同129.2%と、6ヶ月連続のプラスになった。



 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は832千台、前年比108.5%であった。構成比で約6割のCRTカラーテレビの減少が大きいが、液晶テレビ、PDPが前年を上回る実績となり、全体としては2ヶ月連続のプラスになった。構成比は、CRTが59.4%、液晶が36.0%、PDPが4.7%となり、2ヶ月連続でCRTの構成比が6割を下回った。

  • 液晶カラーテレビは299千台、前年比171.5%となった。10型以上では281千台、同192.1%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは39千台、前年比130.7%と18ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付は37千台と、96%に搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは30ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比91.9%、ワイドテレビが同60.8%であった。BSデジタルCRTテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは32千台、同81.0%と3ヶ月連続のマイナスであった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、11月末でBSデジタルCRTテレビが1,616千台、BSデジタルPDPテレビが650千台、BSデジタルチューナは902千台で、計3,168千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、11月実績が123千台で、累計は986千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は4,154千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは766千台、前年比143.0%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機は、485千台、同193.3%と大きな伸びを示している。録再機がDVDビデオの63%に達している。録再機の82%を占めるHDD内蔵は前年比で226.9%であった。再生機は前年比98.6%と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。再生機の44%がVTR一体型である。

  • VTRは134千台、前年比61.1%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合わせると257千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、111千台、前年比121.2%と8ヶ月ぶりのプラスであった。

  • ステレオセットは、195千台、前年比88.5%と3ヶ月連続のマイナスとなった。ステレオセットMD付も前年比97.1%と3ヶ月連続のマイナスであった。

  • ポータブルMDプレーヤは252千台、前年比80.2%と3ヶ月ぶりのマイナスであった。ポータブルCDプレーヤは123千台、前年比63.9%で5ヶ月連続のマイナスであり、ヘッドホンステレオも同73.9%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが前年比102.7%と8ヶ月ぶりのプラスとなった。カーラジオは同92.0%と8ヶ月連続でマイナス、カーMDも同82.4%と2ヶ月連続のマイナスであった。カーステレオも同97.7%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは117千台、前年比126.2%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。カーナビゲーションは375千台、同142.5%で1999年11月以降プラスが続いている。ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが72%、HDDタイプが26%である。

 
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