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統計資料
10月の動向に関するコメント


10月概況

グラフ民生用電子機器の10月出荷金額は映像機器とカーAVC機器が牽引して1,891億円、前年比108.4%と伸長し、11ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、液晶カラーテレビ、DVD録再機が伸長して1,212億円、前年比116.1%と16ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、152億円、同85.5%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが好調で、528億円、同100.8%と、5ヶ月連続のプラスになった。



 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は724千台、前年比101.0%であった。構成比で約6割のCRTカラーテレビの減少が大きいが、液晶テレビ、PDPが前年を上回る実績となり、全体としては2ヶ月ぶりのプラスになった。構成比は、CRTが59.7%、液晶が36.1%、PDPが4.2%となり、初めてCRTの構成比が6割を切った。
    液晶カラーテレビは262千台、前年比192.8%となった。10型以上では245千台、同212.0%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは31千台、前年比121.0%と17ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付は29千台と、95%に搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは29ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比79.1%、ワイドテレビが同60.0%であった。BSデジタルCRTテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは29千台、同87.6%と2ヶ月連続のマイナスであった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、10月末でBSデジタルCRTテレビが1,580千台、BSデジタルPDPテレビが613千台、BSデジタルチューナは902千台で、計3,094千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビは、10月実績が93千台で、累計は862千台となる。BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,957千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは621千台、前年比149.1%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機は、357千台、同229.4%と大きな伸びを示している。
    録再機がDVDビデオの57%に達している。録再機の81%を占めるHDD内蔵は前年比で296.8%であった。
    再生機は前年比101.3%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。再生機の42%がVTR一体型である。

  • VTRは135千台、前年比58.1%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合わせると246千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、100千台、前年比85.8%と7ヶ月連続のマイナスであった。

  • ステレオセットは、146千台、前年比85.0%と2ヶ月連続のマイナスとなった。ステレオセットMD付も前年比93.8%と2ヶ月連続のマイナスであった。

  • ポータブルMDプレーヤは251千台、前年比102.1%と2ヶ月連続のプラスであった。ポータブルCDプレーヤは64千台、前年比52.1%で4ヶ月連続のマイナスであり、ヘッドホンステレオも同63.1%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが前年比91.5%、カーラジオが同82.9%と7ヶ月連続でマイナスとなった。カーMDも同62.7%と2ヶ月ぶりのマイナスで、カーステレオも同73.9%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは100千台、前年比92.8%と10ヶ月ぶりのマイナスとなった。カーナビゲーションは279千台、同105.0%で1999年11月以降プラスが続いている。
    ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが71%、HDDタイプが26%である。

 
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