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統計資料
8月の動向に関するコメント


8月概況

グラフ民生用電子機器の8月出荷金額は映像機器とカーAVC機器が牽引して1,673億円、前年比120.2%と大幅な伸びを示し、9ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、アテネオリンピックの影響で液晶カラーテレビ、PDP、DVD録再機が大きく伸長して1,124億円、前年比126.0%と14ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品不在により、128億円、同89.4%と依然厳しい状況が続いており、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムとカーカラーテレビが好調で、422億円、同118.2%と、3ヶ月連続のプラスになった。




 主要製品別動向

  • カラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は626千台、前年比100.0%であった。CRTカラーテレビは同82.9%と引き続き減少傾向であったが、液晶テレビとPDPがアテネオリンピックの影響で、CRTカラーテレビの減少を補う伸びを示した。構成比は、CRTが66.7%、液晶が30.1%、PDPが3.2%であった。

  • 液晶カラーテレビは188千台、前年比174.8%となった。10型以上では173千台、同203.4%と更に高い伸びを示している。

  • PDPは20千台、前年比139.9%と高い伸びを示し、15ヶ月連続でプラスとなった。BSデジタルチューナ付は18千台と、92%に搭載されている。

  • 液晶カラーテレビとPDPとに需要がシフトしており、CRTカラーテレビは27ヶ月連続で前年を下回る結果となった。標準(4:3)型は前年比83.6%、ワイドテレビが同66.0%であった。BSデジタルテレビの大部分を占めるハイビジョンテレビは28千台、同104.0%と3ヶ月ぶりのプラスであった。

  • BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、8月末でBSデジタルCRTテレビが1,519千台、BSデジタルPDPテレビが559千台、BSデジタルチューナは902千台で、計2,980千台となった。BSデジタル液晶カラーテレビ(8月実績72千台、累計693千台)を加えると、BSデジタル関連機器の累計出荷台数は3,674千台となる。(4月実績から、BSデジタルチューナは地上デジタルチューナとの共用機を除いている)

  • DVDビデオは535千台、前年比158.5%と数値を公表し始めた1999年1月以来プラスが続いている。DVD録再機がアテネオリンピックの影響で、293千台、同276.9%と大幅な伸びを示した。
    録再機はDVDビデオの約55%となり、録再機の79%を占めるHDD内蔵は前年比で430.5%と3ヶ月連続で400%を超えた。
    再生機は前年比104.4%と4ヶ月連続で増加した。再生機の42%がVTR一体型である。

  • VTRは143千台、前年比66.8%と2001年3月以来のマイナスが続いている。DVDビデオのVTR一体型再生機と合せると243千台となる。

  • ビデオ一体型カメラは、140千台、前年比85.3%と5ヶ月連続のマイナスであった。

  • ステレオセットは、137千台、前年比101.5%と4ヶ月ぶりのプラスとなった。ステレオセットMD付も前年比112.7%と4ヶ月ぶりのプラスであった。

  • ポータブルCDプレーヤは85千台、前年比73.7%で2ヶ月連続のマイナスであった。ポータブルMDプレーヤも166千台、前年比91.0%と6ヶ月連続でマイナスであり、ヘッドホンステレオも同67.5%と引き続き前年実績を割り込んでいる。

  • カーオーディオは、カーCDプレーヤが前年比97.8%、カーMDが同66.8%、カーラジオが同94.6%と5ヶ月連続でマイナスとなった。カーステレオも同91.0%で引き続きマイナスであった。

  • カーカラーテレビは82千台、前年比122.8%と8ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションは212千台、同119.1%で1999年11月以降プラスが続いている。ソース別の構成比はDVD−ROMタイプが71%、HDDタイプが26%である。

 
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